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ブルーレイディスク(BD)とは、テレビ番組を録画記録したい時や、パソコンなどのデータのバックアップなどをする際に使われることが多く、大容量のデータを保存することが可能です。
見た目はDVDと同じ直径12㎝サイズのディスクとなっていますが、データの記憶容量を比較すると1枚で、DVD約5枚分のデータを保存できます。
このブルーレイディスクは、国内テレビの地上デジタル化や、1番組あたりの時間やデータ量が増えたことをきっかけに普及しました。
今回の記事では、容量や種類、使い分け方、選び方について詳しく解説していきたいと思います。
ブルーレイディスクには、主に3種類のメディアがあり、読み出し専用のもの、1度しか書き込みができないもの(追記型)、何度でも書き込み可能なもの(書き換え型)に分けられます。
さらに記録の仕方や、記憶層(容量や録画時間)にも種類がありますので、解説していきます。
記憶の仕方は、おもにBD-R(ビーディーアール)とBD-RE(ビーディーアールイー)の2種類に分けられています。
BD-Rは、データを1度だけしか書き込みができず、記録したデータは削除したり、上書きなどの変更はできません。しかし、容量が残っていてる状態、なおかつ他機器で再生していなければ、追加でデータを記録できるようになっています。
BD-REは、何度でもデータの書き込みができ、削除したり上書きすることも可能です。
データは、円盤の表面に情報を記録する仕組みとなっています。ブルーレイディスクの説明で1層(単層)、2層というような言葉が出てきますが、これはデータを記録できるその面の数を表したものです。
現在では1、2、3層のディスク商品がそれぞれ販売されており、層の数増えるごとに記録できる容量も倍になっていきます。
1層(単層)構造の場合は25GB、2層構造の場合は50GB、3層構造の場合は100GBの容量のデータを記録できます。
1層はSingle Layerの略で「SL」と表記されており、2層はDual Layerの略で「DL」、3層はTriple Layerの略で「TL」ですが一般的には「XL」と表記されています。
それぞれの記録層に対して地上デジタル放送で記録できる時間は、1層180分、2層360分、3層720分くらいだといわれています。
ブルーレイディスクの記録の仕方や種類、特徴、GB数に対してのデータの記録可能時間などをまとめると以下のようになります。
種類 |
特徴 |
容量 |
BD-R |
データの読み出しと、書き込みが可能。データの書き換えはできませんが、空き容量があれば後からデータを書き足し可能な追記型。 |
1層25GB (180分) |
BD-R DL |
BD-R同様追記型。 |
2層50GB (360分) |
BD-R XL |
BD-R同様追記型。 |
3層100GB (720分) |
BD-RE |
データの読みだし、書き込み、書き換えが可能。約1,000回から1万回ほどの書き換えができる、書き換え型。 |
1層25GB (180分) |
BD-RE DL |
BD-RE同様書き換え型。 |
2層50GB (360分) |
BD-RE XL |
BD-RE同様書き換え型。 |
3層100GB (720分) |
上記以外にもBD-ROMといわれる、読み出し専用のブルーレイディスクがあります。
このBD-ROMはデータの書き換えなどはできませんが、高画質の映画や高性能のゲームソフトの収録などに使われたりしています。
BD-RとBD-REの違いを知り上手く使い分けよう
先ほど紹介しましたように、ディスクの種類は主にはBD-RとBD-REに分けられ、それぞれの機能や使用目的も異なります。
ここからは、それぞれの使用目的、倍速、価格などの違いについて詳しく説明していきます。
・「BD-R」は一度しか書き込みができないディスクなので、メディアを長期的に記録しておきたい時
・「BD-RE」は、何度も書き換え可能なので、一時的にデータを記録しておきたい時
BD-Rは、1回だけの記録ができるので、ずっと保存したい考えているメディア(テレビ番組など)を長期的に保存する時に使用しましょう。
BD-REは、何度でも書き込みができるので、データを一時的に記録したい時に使用しましょう。例えばHDDのデータが一杯になり、別の場所に移動させたい時や、データを他の場所で視聴したい時などに便利です。HDDよりは少なく、USBメモリよりは容量の大きいデータを一時的に保管する場所として最適ですし、HDDよりも軽くてコンパクトなので、持ち運びも楽になるというメリットもあります。
ブルーレイディスクの種類には、記録方式や記録層の違いの他にも、データをディスクに書き込む速度(倍速)にも違いがあります。
おもに2倍速、4倍速、6倍速の3種類に分けられ販売されており、6倍速が一番早く短時間で、ディスクの書き込みができます。
BD-Rは最大4倍速と、最大6倍速の製品がほとんどで、BD-REは最大2倍速の製品しかありませんので、書き込むのは少し時間がかかってしまいます。
ブルーレイディスクドライブの性能によって書き込みの速度が変わってきます。例えば、ブルーレイディスクが最大6倍速可能のものだったとしても、ドライブが最大4倍速までしか対応していなければ、最大4倍速の速さでしか書き込みができないようになっています。逆に、オーバースピード機能が搭載されているドライブであれば、ディスクの表記速度以上の速さ、最大で16倍速での書き込みが可能になります。
BD-RとBD-REを比較すると、BD-REはデータを何度でも書き替えができるので、価格が少し高くなっています。
それぞれのディスク1枚分の価格を表すと次のようになります。
・BD-RE(25GB)64~200円
・BD-RE DL(50GB)235円~420円
・BD-RE XL(100GB)700円~720円
・BD-R XL(100GB)400~500円
さらにブルーレイディスクは、「ビデオ用」と「データ用」の2種類にも分けられ販売されています。
ビデオ用のブルーレイディスクは、テレビ番組の録画に使い、データ用のブルーレイディスクはパソコンのデータの記録や、ビデオカメラで撮影した動画などを記録したい時に使用するなど用途により使い分けることをおすすめします。
ブルーレイディスクには、それぞれ容量や記録方式、記録層、倍速率などが異なるので数多くの種類があります。記録したいデータの容量や、使用目的、書き込みの速さなどを確認して、種類を選ぶとよいでしょう。
それ以外にも、商品を選ぶ際のポイントがありますので、いくつか紹介していきます。
最近のブルーレイディスク製品のほとんどが、ハードコートという技術が採用されています。この技術により、傷やホコリ、汚れから守るような作りとなっており、記録データの長期保存が可能になります。
例えばSONYの製品には、傷汚れやホコリはもちろん、紫外線からのダメージを防ぐ技術や、気温や湿度からのダメージによる反りを防ぐ耐久性の優れた技術が取り入れられています。
このようにディスクを守れるような技術が施されている製品を選ぶと、データを長期的にきれいに保存できるというメリットがあります。
レーベル印刷とは、インクジェットプリンタなどを使い、ブルーレイディスクの表面に文字やタイトルなどを印刷することです。
レーベルプリントに対応している、ブルーレイディスクとプリンターがあれば直接プリント可能で、カメラで撮った写真を印刷することもできます。
レーベル印刷することにより、一目でディスクの中身のデータがわかるので、整理整頓や管理がしやすくなります。
今回の記事では、ブルーレイディスクの種類や使い分け、選び方などを紹介してきました。
種類は沢山ありますが、ディスクの記録方式や容量、どのような場面で使いたいのかを知るとディスクが選びやすくなります。ブルーレイディスクの容量、機能の違いなどをは把握してうまく使い分けていきましょう。ブルーレイを無料でコピーするならDVDFabでできます。
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