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古いPCゲームをプレイすると、マウス・キーボード操作にしか対応していないことがあります。操作が複雑なゲームだと、コントローラーでプレイしたいと思うこともあるでしょう。今回はマウスやキーボード操作をゲームパッドに割り当てられるソフト「Joy ToKey」をインストールから設定、便利な使い方まで詳しく解説します。
JoyToKeyは、ゲームパッド(コントローラー)やジョイスティックにキーボードやマウス操作の割り当てができるシェアウェアソフトです。キーボードにしか対応していないPCゲームをゲームパッドでプレイしたい時や、ゲーム内設定では1か所にしか割り振れないコマンドを2か所に割り当てたい時などに便利なソフトです。
Joy To Keyを使うと、ゲーム以外の一般的なPC操作もゲームパッドで可能となります。ショートカットキーを割り当てて作業を効率化する時にも使えるので、ゲーマー以外にもおすすめです。
一般的なシェアウェアソフトは試用期間の後で有料になるものですが、Joy To Keyには今のところ試用期間の期限が設けられていません。使用制限もないので、気に入ったら製作者に感謝の寄付をする気持ちで課金するといいでしょう。かなり昔からあるソフトですが、今でもしっかりとバージョンアップデートが行われています。
ここからは、JoyToKeyのインストールから設定、使い方までを解説していきます。JoyToKeyを初めて使用する際は、記事を参考にしてみてください。
まず、JoyToKeyの公式サイトにアクセスしてダウンロードページを開きます。「ダウンロード」までスクロールすると、ダウンロードURLがあるので選択しましょう。各ダウンロードサイトにジャンプします。公式サイトのおすすめはVectorになっていますが、どれでも問題はないです。
ダウンロードファイルを開き、インストールを開始します。最初出てくる表示でも、料金について書かれています。かなり良心的ですね。下部にも書かれているように、JoyToKeyには身体障害等で通常のキー操作ができない方でもゲーム等が楽しめるように、という意図があるようです。
余計なソフトが一緒にインストールされる心配はないので、画面に沿って「次へ」を選んでいきます。
おなじみの画面が出てきたらインストール完了です。さっそくゲームパッドやジョイスティックに設定していきましょう。次回以降は「JoyToKey.exe」を実行することで起動させることができます。
「JoyToKey.exe」を起動すると、以下のような画面が表示されます。「最初の設定」と書いてある部分が作成した設定ファイルの部分、右側がゲームパッドに割り振った機能が表示される部分です。設定するゲームパッドやジョイスティックは、JoyToKeyを起動する前に接続しておいてください。
まず新規の設定ファイルを作成します。左下から「新規作成」→「名前の入力」→「OK」で作成できます。ゲームごとにボタン割り当てを変える場合は、よくプレイするゲーム名にしておくと分かりやすいです。
PCに接続されているゲームパッドのボタンを押すと、該当する部分がJoyToKey上で黄色くハイライトされます。
割り当てしたい部分をダブルクリックすると、機能の設定画面が表示されます。ボタン1の割り当てを設定したい場合は、「Button1」をダブルクリックします。
詳細設定の画面が開くので、「キーボード」を選択して割り当てたいキーを入力します。キーボードのキーを押すと、オレンジ色で囲んである部分に表示されます。ShiftやAltなどキーボードに2つあるキーは表示されないので、右クリックで一覧を表示して選択しましょう。青色はマウスのボタンやカーソルの割り当てを入力する欄です。
同じような手順でゲームパッドのボタンを押して該当部分を確認し、それぞれのキーを割り当てていきます。ここはプレイしたいゲームの種類によって変わるので、好みで設定してください。
割り当てていくと、機能の部分が入力したキーに変わります。この状態でメモ帳を開き、ゲームパッドの該当するボタンを押してみます。画像の例だと、「Button1」を押してメモ帳に「Z」と表示されたら成功になります。
ゲームパッドにキー操作を割り当てる以外にも、Joy To Keyにはいくつか便利な機能がついています。
キーボードほど入力部分が多くないゲームパッドを使っていると、割り当てが足りない場合があります。また、無理なボタン配置になってしまうこともあるでしょう。そんな時に、JoyToKeyならボタンを同時押しすることで別のキー操作を割り当てることも可能です。設定方法を紹介します。
まず、ボタンを押しても黄色くハイライトされない余りのボタン等を使って、同時押しで入力したいキー操作を登録しておきます。ここで使用したボタンは覚えておきましょう。
また、同時押し入力に使いたいゲームパッドのボタンが反応する「Button」もメモしておきます。たとえばゲームパッドの〇と十字キー↑同時押しなら、それらを押して黄色くハイライトされるボタンです。
次に、画面上のタブから「Options」を開きます。「ボタン割り当ての変更」という場所をクリックすると、詳細な設定画面が出てきます。
「ボタン割り当ての変更」という別ウィンドウが表示されたら、①で登録したButtonを選択します。右側の「下記の入力があったら押されたことにする」という部分から、同時押ししたいゲームパッドボタンに該当する「ボタン」を2つ選択します。「OK」を押せば設定完了です。実際に動作するかはゲームをプレイして確認しましょう。
キー操作を入力する画面下で、自動連射やトグルの設定もすることができます。自動連射とは1秒間に指定した回数同じキーを自動で入力し続ける機能です。トグルは押すたびにオンとオフを切り替える機能です。ただし、対人要素の強いゲームでは、人間には不可能な速度で入力できてしまう自動連射設定はハードウェアチートという不正の一種とされる場合があります。トラブルのもとなので、使用には注意しましょう。
Joy To Keyで作成した設定ファイルは、プレイするゲームと紐づけをすることができます。ゲームが起動したタイミングでゲームパッドやジョイスティックが接続されていると、自動でボタン割り当ての設定を切り替えてくれるのです。いちいち設定し直さなくていいので、ゲームに没頭することができます。
紐づけの方法は、まず上部の「設定」から「アプリケーションとの関連付け」を選択します。
別画面が表示されたら、左下の「追加」をクリック。「アプリケーション情報の取得」を押すと、タイマー式でアクティブ状態のアプリ(複数ある場合は画面の一番上に表示されているアプリ)が自動検出されます。
上手くいかない場合はゲームアプリのみ開いてください。画像では開いていたWordが検出されています。そのまま「関連付ける設定ファイル」も選択して「OK」をクリックすると、画面が閉じます。さらに「OK」を押して設定完了です。
JoyToKeyを設定したけど、設定通りにゲームパッドが操作できない・挙動がおかしいという場合があります。ありがちな設定ミスもあるので、なにかおかしいと思ったらチェックしてみてください。
かなり遭遇している方が多いトラブルのようです。特に元々テレビゲーム用コントローラーとして作られているPS4コントローラー等は感度が高く、少し触れただけで反応するという声があります。
この場合、JoyToKeyの初期設定の感度が高いので、設定ファイルの「Opptions」から「入力のしきい値」を変更しましょう。Stick1と2があるので、それぞれ設定し直します。
また、勝手に方向キーが入力されてしまう場合は、「設定」の「ジョイスティックの調整・設定」から十字キーの中心位置調整ができるので、合わせて確認してみましょう。
ゲームパッドが設定ファイル通りに動かない場合、原因が複数考えられます。それぞれ見ていきましょう。
まず最初に確認すべき部分は、PCにゲームパッドが認識されているかどうかです。確認するには、「Windowsマーク」→「設定」→「デバイス」を開きます。「Wireless Controller」等の表示があれば認識されています。ない場合の対処法は以下のとおりです。
PCにゲームパッドが認識されていても動かない場合、JoyToKeyがゲームパッドを認識していない可能性があります。JoyToKeyの「設定」→「ジョイスティックの調整・設定」からゲームパッドが表示されているか確認しましょう。ない場合の対処法は以下のとおりです。
WindowsではVista以降、プレイするゲームやアプリが強い権限を持っているとJoyToKeyの操作を受け付けないことがあります。その場合はJoyToKeyを一度終了させ、アイコンを右クリックして「管理者として実行」を選択してください。
元々ゲームパッドにも対応しているゲームの場合、ゲーム内で操作設定をしていることがあります。ゲーム内設定の方がJoyToKeyより実行力が強いこともあるので、操作が効かない場合は一度設定をクリアにしましょう。
今回はJoyToKeyの基本的な設定や便利機能について詳しく解説してきました。使い方次第で作業効率化も図れる便利なソフトとなっています。設定方法は一見複雑に思えますが、操作してみるとそこまで難しくはありません。昔から愛用者の多いソフトなので、安心感もあります。キー操作の割り当てソフトを探している方は、この記事を参考に是非使ってみてください。
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