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「MAD動画」「音MAD」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
MADとは既存の素材を組み合わせて作った動画や音楽のこと。最近では動画を主体としたSNSがどんどんメジャーになり、MAD動画を作る機会は劇的に増えているでしょう。
今回は、特に「音MAD」にフォーカスして、音MADとは一体何か?そして、音MADを作るにはどうしたらいいの?という点を解説していきます。
聞き慣れない言葉なので難しく感じるかもしれませんが、意外と簡単ですので初心者の方も安心して下さいね。
まずは、「音MADとは何か?」という点をおさらいしましょう。
MADとは和製英語で、「Music, anime, manga」の頭文字を取ったもの。音楽・アニメ・漫画、という意味ですね。元々は、アニメや漫画のファンたちが、自分たちが好きなシーンをつなぎ合わせて一つの作品をつくっていたことに由来します。
MADは複数のクリップを繋ぎ合わせた作品、というのが簡単な定義ですが、いくつか種類があります。
映像MAD :映像のみを繋ぎ合わせた動画
音MAD :音のみを繋ぎ合わせた動画(通常、簡易的な画像や映像もつける)
映像&音MAD :映像も音も繋ぎ合わせて編集した動画
単純ですが、「映像にフォーカスしているか、それとも「音」にフォーカスしているか、それともどちらもか、という視点で種類が分かれます。
内容についてはアニメだけでなく、例えばドラマなど、現在はさまざまなテーマのMADが存在します。
色々あるMADの種類の中でも、今回は上記2番目の「音MAD」に焦点を当ててお話ししていきます。
MADを作成するには、まずはなんといっても重要となるのが素材集め。素材をつなぎ合わせた作品がMADですから、そのベースとなる素材にとことんこだわることが、最終的なMADの完成度を決めるといっても過言ではありません。
ここでは、素材選びの際に気をつけたいコツと、素材を探す方法について解説していきます。
素材選びを始める前にまず考えて欲しいのは、「MADを作る目的」です。
例えばそれが「発信したいから」なのか、「自分で楽しむため」なのか、MADを作る上で最終的に何を達成したいのか、というポイントを整理しておくことで素材選びにも役立ち、最終的に軸がぶれない完成度の高いMADとなります。
<自分で楽しむためにMADを作る場合>
自分の趣味として楽しむ時は、とことん「自分が好きなシーンや音楽」にこだわって素材選びをしましょう。他の人の目を気にする必要はありません。結局自分が楽しむことが最大の目的なのですから、自分が自信を持って大好きと言える素材をこだわって集めましょう。
<発信するためにMADを作る場合>
一方で、他人に楽しんでもらうために作るMADの場合、素材集めにおいては「誰もが知っている」ものを軸にすると、大勢に刺さりやすい作品になります。
例えば人気のキャラクターを映像に使う・耳に残るテーマ曲を差し込む、など、誰もが「あ、これ知ってる!」という素材を要所要所で使うことで、あなたが作るMADにファンがつきやすくなります。
要らないものは後から削ぎ落としていけばいいので、まずは上記を参考に、できるだけ多くの素材を集めましょう。
素材を探す軸が確認できたら、実際に音声の素材集めをします。
素材は下記のようなサイトでダウンロード、もしくは素材作成が可能です。自分が使いやすいサイトを使えばOK。
自分のパソコンから流れる音声や映像を録画できるソフト。
細かく「この部分だけを切り出したい」というときにとても便利です。有料ですが、無料体験版もあります。
あらゆるストリーミングサイトから動画をダウンロードできるサイト。「あの動画が見つからない!」なんてことにはならないので、ストレスフリーに素材を探すことができます。
また、形式を変換(例えば映像形式から音声形式へ変換)するには無料変換ソフトを利用しましょう。
音MADを作るには、基本的には動画編集ソフトを利用するのが一般的。もし既に使い慣れているソフトがあるなら、そのソフトを使うのが一番楽でしょう。
ここでは、REAPERという音源編集ソフトウェアを使った編集方法について簡単に解説していきます。
英語のソフトですが、使い方はシンプルですので安心して使えますよ。また、容量も大きくないのでパソコンの容量を圧迫しすぎないのも嬉しいポイントです。
まずはソフトをダウンロードしていきます。公式ダウンロードページにアクセスして、パソコンのOSに対応したものをダウンロードしてください。
macOS、Windows両方対応しています。
ダウンロードが完了したら、インストールウィザードに沿ってパソコンにインストールしてください。
ソフトを立ち上げると、このような画面になります。右上の編集ウィンドウに素材をドラッグ&ドロップするとインポートできます。
編集は感覚的に行うことが可能です。
例えば、1つのクリップを延長したい場合はドラッグして伸ばしたり、同様に音源の音量や再生速度などを変更したりすることができます。切り張りする場合も、カット&ペーストの操作で対応可能。
また、コンプレッサでは音源へエフェクトをかけることも。
コンプレッサ内容は充実しているというわけではありませんが、基本的な機能は搭載されています。細かい音源編集にこだわりたい方は、さらにプラグインを利用することで機能拡張が可能です。
映像も加えたい場合は、やはり動画編集ソフトを使うことがおすすめです。
上記の手順で作成した音MADをソフトにインポートして、映像と組み合わせていくイメージですね。動画編集ソフトは無料のものもたくさん(macならiMovieなど)ありますので、自分が使いやすいソフトを使ってみてください。
感覚的に使えるソフトですが、やはり日本語で使いたい・・という方には、非公式ですが配布されている日本語化パッチを使ってみることをおすすめします。
基本的にはダウンロードしてREAPERに取り込む(ドラッグ&ドロップする)だけですので、操作自体は簡単です。英語だとやはりちょっと不安という方は試してみてくださいね。
MADを作成するにあたって気になるのが著作権の問題。既存の音楽や映像を使って作成するため、もちろん素材そのものには著作権が存在します。
実はMADに関してはさまざまな意見があり、権利者によって主張が異なるのが実情。正式に承諾している人もいれば、全面的に禁止しているひともいるようです。
とはいっても、元々著作権がある作品を利用した場合、正式に権利者から訴えられると負けてしまうでしょう。安心してMADを作成するには、それぞれの素材の権利者の立場を確認しておくと安心です。
音MADについて、そもそもMADとは何か?という根本的な解説から、素材の集め方や編集の仕方を解説しました。重要なのはやはり素材集めの段階です。自分の目的を今一度見つめ直してみると、自然といい素材が手元に集まるはず。
著作権侵害にはくれぐれも留意しつつ、自分が納得できる作品を作りたいですね。
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