mp3tagは、非常に高機能なタグエディタとして知られており、使用している方も多いツールです。
しかし、あまり音声ファイルや一部動画ファイルのタグ情報を編集する機会のない方や初心者の方には難しいと思われがちなツールでもあります。
そこで今回は、mp3tagの機能からダウンロード・インストール方法、タグの編集方法までを解説していきましょう。
今後タグの編集をしてみたいと考えているのであれば、ぜひ参考にしてみてください。
まずは、mp3tagの機能について簡単に解説していきます。
mp3tagは、各種オーディオファイルや動画ファイルのタグ情報を簡単に編集できるタグエディタです。
自動で編集するか手動で編集するかを選べて、高機能でありながらも初心者でも使いやすくなっている特徴があります。
mp3tag専用のタグパネルを用いることで、音声ファイルのタグを手動で編集することやfreedbやMusicBrainz、Discogsといったデータを活用してタグを自動で編集することも可能となっています。
プレイリストそのものを編集するわけではありませんが、プレイリストに保存されたファイルを一気に読み込めます。
フォーマットは、MP4~MP1、WMA、M4A、M4B、AAC、FLAC、FLCなど幅広く対応しています。
タグパネル上であれば、ファイルのトラック名やアーティスト名、アルバム名、リリース年、トラック番号、ジャンル、アルバムカバーなどを簡単に編集できるでしょう。
このような編集機能以外には、タグ情報からファイルをリネームする機能、読み込まれたファイルからプレイリストを作成する機能、読みかまれたファイルの情報をテキストファイルに書き出す機能なども付いています。
どのように使いたいかによって、mp3tagの機能を活用できます。
次にmp3tagをダウンロード・インストールする方法を解説していきます。
mp3tagは公式サイトからダウンロード可能です。
対応しているOSは、Windows7、8、8.1、10、11とされています。
mac OSでの使用に関しては、mac用mp3tagをAppStoreから探してみてください。
パソコンが対応するOSであるかどうかを確認してから、「mp3tagv311setup.exe」をクリックしてダウンロードを開始しましょう。
ダウンロードが完了すると、セットアップ画面が表示されます。
セットアップではmp3tagのv3.11をインストールできるようになっており、「次へ」で進み使用許諾契約を読んで同意する場合に、「同意する」をクリックしてください。
「同意する」をクリックすると、「Choose installation type」という表示が出てきます。
Standard InstallationかPortable Installationを選べるようになっています。
mp3tagをポータブルアプリとして使用する場合にはPortable Installationを選択して、「次へ」をクリックします。
構成要素の選択をしてから、インストール先のフォルダを指定します。
最後にスタートメニューのフォルダを選択して「インストール」をクリックするとインストールが開始されます。
ポータブルアプリとして使用しない場合には、Standard Installationを選択して、そのまま「次へ」をクリックしていくとインストールを開始します。
無料でダウンロードすることも可能ですが、寄附で作成者を応援することも可能です。
mp3tagでタグを編集する方法としては、手動か自動かの2つから選択できます。
手動と自動におけるタグ編集の方法を把握しておけば、自分の好きなやり方で編集できるのでおすすめです。
それぞれの方法について解説していきましょう。
まずは、手動での編集方法を解説していきます。
mp3tag.exeを実行すると、mp3tagのメイン画面が表示されます。
メイン画面の右側のリストにタグ編集したいファイルやフォルダをドラッグ&ドロップしましょう。
この時、フォルダをドロップすると、そのフォルダ内にあるファイルが読み込まれることになります。
リストにファイルをドロップしたら、タグ編集したいファイルを単独、もしくは複数選択して画面左にあるタグパネル上でファイルに付いている各種情報を直接編集していきます。
タグパネルが出ていない場合は、メニューバーにある「表示」からタグパネルにチェックを入れることで表示されます。
タグパネル上では、タイトルからアーティスト、アルバム、年、トラック、ジャンルなどの基本情報からコメント、アルバムアーティスト、作曲家、ディスクナンバー、アルバムカバーまでを編集することが可能です。
アルバムカバーを編集したい場合には、カバーパネル上で右クリックすると、カバーの編集メニューが表示されます。
一番上の「カバーを追加」をクリックすると、持っているJPEG/PNG画像が登録できます。
カバーパネルの上に直接持っているJPEG/PNG画像をドラッグ&ドロップしても登録は可能です。
タグパネルを使わないタグの編集方法としては、ファイルリスト上で編集したい箇所を2回ゆっくりクリックすれば、編集できるようになります。
タグを編集し終わったら、メニューバーにある「ファイル」をクリックし、ファイルメニューを表示します。
一番上にある「フィールドすべてを保存」を選択・クリックすれば、編集したタグを保存できます。
次に、タグを自動で編集する方法を解説していきます。
タグを自動で編集する際には、オンラインのデータベースを利用する必要があります。
利用可能なオンラインのデータベースは、freedb、MusicBrainz、Discogsの3つです。
Discogsを利用する場合には、アカウントを作成する必要があります。
それぞれの利用方法について具体的に解説していきましょう。
・freedb
freedbを利用する際に、デフォルト状態でもCD情報は取得可能ですが、必要であればデータの取得先を「freedb 日本語」に変更することも可能となっています。
データの取得先を変更するには、メニューバーにある「ツール」から「オプション」を選択し、左にあるメニュー内のfreedbを選択後、右側の欄に「サーバーの名前」「アドレス・パス・ポート番号」「Eメールアドレス」をそれぞれ設定しましょう。
メニューバーにある「タグを取得」からfreedbを選択してください。
表示される項目の中から、「挿入された音楽CDから入力」もしくは「選択されたファイルから入力」、「入力」を選びアルバムを選択します。
挿入された音楽CDから入力では、挿入したCDのデータを元にアルバム検索し、選択されたファイルから入力では選択されたファイルの数と再生時間からアルバムを検索します。
入力では登録したデータのIDを直接入力、指定してアルバムを検索することができます。
必要な情報を入力したら「次へ」をクリックして検索をかけてください。
検索結果から取得したいデータを選択して、右下にある「次へ」をクリックします。
選択したデータの詳細が確認できるので、間違いなければ「OK」をクリックすれば完了です。
・MusicBrainzとDiscogs
MusicBrainzとDiscogsを利用する方法を解説していきます。
まず、Discogsを利用する前に、アカウント作成とログインをしておく必要があります。
アカウント作成とログインが済んでいれば、mp3tagのメニューバーにある「タグを取得」でDiscogsかMusicBrainzを選択しましょう。
Discogsを選択した場合、初回だけではありますが「Discogsの認証コードを入力」と出てくるので先にアクセス認証作業を進めていきます。
アクセス認証では自動的に、ブラウザにて「Discogsアカウントを使用するために、このアプリを許可しますか」と表示されます。
ページ下部にある「承認する」をクリックすると、「成功しました」と表示され認証コードが表れます。
表示された認証コードをコピーして、mp3tagで出てきた「Discogsの認証コードを入力」にペーストし「OK」をクリックします。
次に検索条件を入力する表示が出てくるので、MusicBrainzのデータベースを利用するために「アルバム名 AND アーティスト名」を入力してください。
Discogsのデータベースを利用するためには、アルバム名のみを入力して「次へ」をクリックしていきます。
入力したアルバム名やアーティスト名に一致するものが複数あれば検索結果としてウインドウが表示されます。
一致するものが1つしかなかった場合には、検索結果のウインドウは表示されません。
複数あった場合には、1つを選択して次に進みます。
選択したデータの詳しい情報が表示されるので、内容を確認してから右下にある「OK」をクリックしてください。
表示された情報のアーティスト名やアルバム名、年、ジャンルなどは、手動で変更することも可能です。
今回は、mp3tagの機能からダウンロード・インストール方法について、さらに手動と自動それぞれでの編集方法までを解説してきました。
mp3tagは無料で利用できるにもかかわらず、タグ編集ができる便利なソフトです。
タグ編集をしておけば必要なファイルも簡単に検索できるようになります。
初心者でも利用しやすい編集ソフトでもあるので、タグ編集に興味がある方はぜひmp3tagを活用してみてください。
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