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YouTubeをはじめ、Twitterやインスタグラム、TikTokの動画配信が流行していることで、動画編集はパソコンだけではなく、スマホやタブレットを使って行うのも一般的になってきました。また、スマホ自体の性能も向上していることから、スマホだけで簡単に動画編集を行えるアプリも続々と登場してきています。そこで、今回の記事では、人気の動画編集アプリ「inShot」の特徴と使い方について、詳しく解説していきたいと思います。
inShotとは、無料でインストールできる動画編集アプリで、動画を縦画面のまま編集できてしまうため、編集した動画をインスタストーリーやYouTubeショートにそのまま載せることが可能なアプリです。トリミング、トランジション、速度調整、音楽追加、フェルター、テキストなどの基本的な機能を備えているため、初心者にも優しく使いやすいというメリットがあります。
●料金体制による機能の違い(無料、有料)
inShotには無料版と有料版があり、いくつかの料金体制になっています。無料版であっても基本的な動画編集は行えるものの、画面上に「広告」が表示されてしまうため、非常に邪魔です。また、作成した動画には「inShotのロゴ」が表示されてしまうため、本格的な動画作成を考えている人にとっては最大のデメリットとも言えるでしょう。
・作成した動画のロゴ削除 月額370円
・全ての機能(ロゴ、広告なし)を利用可能 月額450円
・全ての機能(ロゴ、広告なし)を利用可能 年間1400円(3日間のお試しあり)
・全ての機能(ロゴ、広告なし)を利用可能 買い切り4280円
・ステッカーの購入 1セット120〜370円
・フィルターの購入 1パック250円
月額370円のプランはロゴ削除のみで、広告は削除されないため、利用価値はかなり低いと言えます。有料版を使う場合は月額450円のプランを使用することになると思いますが、3日間のお試し期間もあるため、有料版を検討している方はお試しをしてから購入することをお勧めします。
●inShotで利用できる機能
inShotでは動画編集で使う基本的な機能を備えており、オシャレなフィルタやスタンプなども豊富で、シンプルなインターフェイスであるため、初心者でも使いやすいアプリとなっています。
「主な機能」
・カット、トリミング、クロップ、速度変更などの動画編集
・縦画面で編集(横画面の動画であっても縦画面で編集できる)
・テキスト、スタンプ入力
・BGM追加、フィルタ機能
・4K動画対応
inShotの代名詞である縦画面編集は非常に便利で、この機能を利用するために使っている人も少なくありません。
「有料版で解放される機能」
・編集時の広告表示が無くなる
・完成動画上にロゴが記載されない
・フィルターの数が無料版の4倍
・エフェクトが10個から最大37個に増える(inShotProのみ)
・トランジションが12個から最大56個に増える(inShotProのみ)
・クリエイターが作った様々なステッカーの利用
有料版である「inShotPro」では、多くのエフェクトが追加されることで、動画制作の幅を大きく広げることができるため、本格的な動画編集を行う人は必須であると言えます。
まずは基本操作を学んでみましょう。
●動画をアプリに取り込む
1. iPhoneであれば「App Store」、Androidスマホであれば「Google Play」からアプリをインストールしてください。
2. アプリを開いたら「ビデオ」→「新しい+」をタップして編集したい動画を選びます。
3. 任意の動画を選択したら、画面右下のチェックボタンをタップします。(複数選択可)
4. 動画がアプリ内に表示されれば完了です。
●動画の不要部分を削除(切り取る)する方法
ここでは、編集の基本であるカット、トリミング、スプリットの方法を解説していきます。
1. 画面下にあるツールバーから「プレカット」をタップします。
2. トリミング(動画の前後を削除)、カット(動画の一部を削除)、スプリット(動画を分割)のいずれかを使って、不要な部分を削除します。
※編集に失敗したとしても、前の段階に戻ることも可能なので、色々と利用して見るといいでしょう。
●動画サイズの変更や、ズーム背景編集方法
ここでは、動画の比率やズーム、背景を変更する方法をご紹介します。
1. 編集画面左下にある「キャンパス」をタップします。
2. すると「比率」「ズーム」「背景」の項目が表示されるので、「比率」をタップします。
3. 配信する比率に合わせたアスペクト比を選びます。(通常は16:9 ショート動画などは9:16)
4. ズームでは、任意のポイントで動画自体をズームすることができるので、お好みのポイントで利用してください。(背景は応用編で)
●動画に音楽を追加して音量調整する
1. 編集画面から「音楽」をタップして「曲」「エフェクト」「録音」から任意のサウンドを追加します。(曲:iTune・インポート エフェクト:効果音)
2. ツールバー中央の「ボリューム」をタップして、ボリューム調整画面を開きます。
3. 動画のボリュームを調整して「チェック」をタップして完了です。
●動画にテキスト、ステッカーを入れる
1. ツールバーから「テキスト」をタップし、文字入力画面を表示させます。
2. テキストの色やフォントを選択したら、入力して任意の位置にセットします。
3. テキストの入力が完了したら、ツールバーから「ステッカー」を選び、写真やステッカーを動画に貼り付けます。
4. 任意のステッカーを貼り付けたら完了です。
ここでは、より高度な動画編集方法について解説していきます。これらの動画を使いこなすことでさらに高精度な動画を作ることができます。
●動画にトランジションをつける
トランジションとは動画のカットとカットの間で使用するエフェクトのことで、つなぎ目をスムーズに使う際などに利用されます。様々な種類があるのでそれらのエフェクトを利用することで動画の質を大幅に向上することが可能です。
1. 動画編集画面で、動画のつなぎ目にある「白いマーク」を選択します。
2. 好きなトランジションを使用して動画にアクセントをつけます。
※動画同士を繋ぎ合わせる際に利用するものなので、一本の動画では編集することはできません。動画を組み合わせるか、動画をカットして分割してから利用してください。
●動画の再生速度を変更する
動画の再生速度を変えることで、動画に面白みを追加することが可能です。
1. ツールバーから「速度」をタップして好きな再生速度に変更します。
※この操作だけでは、動画全体の速度が変更されてしまうので、一部分だけを変更させる場合などには、動画を分割して一部のクリップにのみ、速度の変化をつけるようにしてみましょう。
●背景を消して別の画像に合わせる(有料版)
ここではクロマキー処理と同じ効果を与える処理方法をご紹介します。
1. ツールバーから「PIP」を選択して動画を重ねます。
2. 「クロマ」から背景との一体感を調整していきます。(合成する動画の背景は青やグリーンなどを使うと綺麗にクロマキー処理が可能になります。)
クロマキー処理ができると、動画同士の合成などが簡単に行えるのでさらに高度な動画編集が可能です。
inShotは基本的に無料で使うことができ、簡単に動画を編集できるため、非常に便利なアプリですが、以下のことに注意しておく必要があります。
●著作権のある動画や音楽を使った動画のアップロードは違法
inShot内にあるステッカーやエフェクト、サウンドに関しては著作権フリーなので問題ありませんが、使用許可の出ていない動画や著作権のある音楽などを使用してアップロードすると違法になりますので注意してください。
●高度な編集では重くなってしまうことも
動画編集はPCでも非常に重い作業の一つです。それはスマホでも同じで、旧式のiPhoneやスマホを利用していると、場合によってはフリーズや強制終了してしまう可能性もあります。こまめなバックアップを取り、突然のトラブルに対応できるようにしておきましょう。
●編集によって画質が劣化する
inShotではほとんどの編集で「画質劣化」が起こります。これはフォーマットの非可逆圧縮が原因であり、アプリを利用する限り回避することができません。(「画像を90度回転させる」編集は劣化しない)対策として「できる限り高画質に録画」することをおすすめします。元の画質が高画質であれば、画質劣化したとしても被害を最小限に抑えることが可能です。
※画質を上げると容量を消費してしまうということも念頭に入れておきましょう。
●無料版はあまり使い物にならない
無料版はあくまでお試しと考えた方がいいかも知れません。広告は編集の邪魔になり、動画に刻印されるロゴはアップロードの妨げになります。動画の作り方を覚えるためだけに利用するのはおすすめですが、本格利用には全くお勧めできません。ストレスを感じても使い続けられる人なら無料版でもいいでしょう。
今回の記事では無料で使える「inShot」の使い方について詳しく解説させて頂きました。動画編集には多くの機材が必要になることが多く、初心者にはハードルの高い作業ですが、inShotを使うことで、スマホだけで簡単に動画を編集できるため、非常にお勧めです。
現在はショート動画や、簡易編集の動画がトレンドとなってきているので、今後はPCでの編集よりもスマホで簡単に動画編集できるメリットの方が上回ってくるかも知れません。
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