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パソコンを使って音楽制作をする際に必要となるものが作曲ソフトです。
作曲ソフトというと有料で高いものがばかりというイメージがありますが、初心者や趣味で作曲したい方は無料で使えるソフトがおすすめです。
フリーの作曲ソフトはたくさんあるので、今回はおすすめのソフトの特徴をご紹介しましょう。
無料で使える作曲ソフトをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。
今回は数ある作曲フリーソフトの中からおすすめのソフト6種類をピックアップしました。
それでは、各作曲ソフトの主な機能や特徴を見ていきましょう。
REAPERは海外のDTMマニアから特に人気が高い作曲フリーソフトです。
こちらのソフトが人気の理由の1つが、動作が非常に軽いという点です。
性能が多少低いPCでもサクサクと動くので、PCのスペックに自信がない方も気軽に導入できます。
そして、重要な機能面ですが、DAWソフトなのでMIDIでもオーディオでも自由にレコーディングができ、ACIDデータを用いればループフレーズとしても利用可能です。
MIDIのピアノロール画面も搭載されているので、一から打ち込んでいったり、細かくエディットしていったりすることもできます。
オーディオの波形編集機能はないものの、外部ソフトと連携して1つのソフトのように使えます。
他にもVSTやAudio Uniなど様々な形式のプラグインに対応しており、外部音源・エフェクトの追加でクオリティの高い楽曲に仕上げられます。
デメリットは海外製なのでソフト内の文字は全て英語で表示され、操作に慣れるまでが少し大変なところがデメリットです。
有志者が無料配布している日本語パッチを使用すれば、一部ですが日本語になるので英語が苦手な方も使いやすくなるでしょう。
REAPERの無料版は0.999という古いバージョンになっています。
最新版は有料ソフトとなりますが、60日間は機能制限もなく無料で使えます。
Dominoは、ピアノロールに音を並べることで曲を製作できるMIDI専用の作曲ソフトです。
速度やパンポットなど各種イベントの調整や、指定した小節へのショートカット、音符の一括編集機能、右クリックのドラック中に音階をプレビューできるなど無料でありながら作曲に便利な機能が揃っているので、初心者から上級者まで使いやすいソフトとなっています。
MIDIキーボードに対応しており、ステップ入力以外にリアルタイム入力での作曲も可能です。
ピアノやギター、ベース、ドラムなどトラックを分けて入力できるので、トラック数の多い曲も制作できます。
最大16ポート(256チャンネル)を処理することが可能です。
Dominoは音源定義ファイルに基づいて音源を操作しており、ファイルを自作すれば幅広い音源に対応できます。
元々は米津玄師やスキマスイッチなども使っていた「SONAR」という名の作曲ソフトでしたが、現在は別会社が買い取って無料ソフトとして提供されています。
ただのフリーソフトではなく、約6万円もしたSONARの最上位モデルの機能を丸々使える点が魅力的です。
ただし、SONARの強みであった他社製の音源は付属されないので注意してください。
cakewalkは楽譜・ピアノロールで音を入力でき、楽器が弾けない方も曲が簡単に作れます。
トラック数は無制限なので、トラック数の多い曲も作成しやすいです。
VSTプラグの追加にも対応しており、無料プラグインから有料プラグインまで追加可能です。
また、本格的なミキシングが可能なProChannelという高品質なエフェクトも搭載されています。
現在もバグ修正や機能の追加といったアップデートが行われているので、安心して使える点もメリットです。
PreSonusによって開発されたStudio Oneの無償版がPrimeです。
ビギナー向けに提供されているので上位版よりも機能は制限されますが、作曲に必要な機能のほとんどは備わっています。
作曲ソフトがどんなものか、またStudio Oneの購入を考えている人におすすめです。
Prime版に使用期限はなく、トラックも無制限で追加可能です。
音源やループ素材もインストールできるため、基本的にはパソコンがあればすぐに音楽制作を始められます。
オーディオレコーディングにも対応しているので、楽器を演奏して音楽を作ることも可能です。
MP3でのエクスポートに対応しているので、データの受け渡しやアップロードもしやすくなっています。
元が有料ソフトであることからUIも良く、扱いやすい楽曲ソフトです。
ただし、サードパーティー製のプラグインが使えないので、物足りないと感じた場合は有料版の移行がおすすめです。
なお、唯一VSTプラグインが標準搭載されているモデルは最上級のProfessionalのみです。
ダンスミュージックの制作で人気のある「FL Studio」の無料版です。
無料版でありながら、上位モデルのプラグインを全部使え、WAVEへの書き出しなどもでき、制限が少ないので使いやすい作曲ソフトです。
操作性がシンプルで分かりやすく、直感的に音楽を作っているので、細かいトラックのセッティングやまどろっこしい操作が苦手な人でも安心して作業できます。
付属されている音源やエフェクトも質が良く、EDM系だけではなくTrapなどHipHop系の楽曲制作に使われることも多いです。
無償版は制作したデータの保存は可能ですが、再度開くことができない仕様となっています。
そのため、編集し直したい時は有料版への移行が必要です。
FL Studioに標準搭載されるプラグインの一部も制限されているので、より本格的な音楽制作をしたい時は購入を検討してみてください。
Avidにより開発されたプロの現場でも使われているProtoolsの無料版です。
ProtoolsはMIDI機能が使いやすいと評判があり、Firstでも同様の操作性で打ち込みができます。
ただし、Firstには楽譜モードがないので注意してください。
トラック数は制限がありますが、最大16トラックまでとなっているのでよほど大掛かりな構成でない限り十分です。
Xpand! 2というマルチ音源やエフェクト、ループ素材も付属しているので、ソフトをインストールすればすぐに制作を始められます。
ただし、外部の音源は使えないところがデメリットです。
制作したデータはクラウド上で保存され、Firstでは最大3曲まで保存可能です。
クラウド間でのファイル共有は可能ですが、ファイルをメールに添付して送れないといった制限もあるので注意しましょう。
上記でご紹介した作曲ソフトを比較しやすいように、動作環境や特徴を簡単にまとめてみました。
ソフト名 |
対応OS |
特徴 |
REAPER |
Windows XP以降/Mac OS10.5以降/Linux |
海外製の作曲ソフトで、MIDI・オーディオの録音のどちらにも対応。VSTやAudio Unitなどプラグインの拡張が可能で、機能面は充実している。操作面は慣れるまで少し大変。 |
Domino |
Windows 95以降 |
ピアノロールに音を並べて作曲していくMIDI専用の作曲ソフト。ステップ・リアルタイム入力の両方に対応。最大16ポート(256チャンネル)の処理が可能。外部音源も使える。各種イベントの調整や指定した小節へのショートカットなど多機能で初心者から上級者も使いやすい。 |
Bandlab by cakewalk |
Windows7以降(64ビット) |
「SONAR」の後継となるソフトで、有料ソフトとほぼ変わらないレベルの機能が備わっている。MIDI機能が使いやすく、楽器が演奏できない人も気軽に楽曲制作が可能。トラック数やエフェクトなどに機能は制限なし。VSTプラグインの追加で拡張も可能。ProChannelにより本格なミキシングが可能。有料ソフトだった当時よりも付属の音源・エフェクトは少なめ。 |
Studio One Prime |
Windows 10(64ビット)/MacOS 10.13以降(64ビット) |
有料ソフトのStudio Oneの無償版。機能は制限されるが、ほとんどの機能が使え、UIも良いので初心者にも使いやすい。使用期間やトラック数に制限はなし。打ち込みもオーディオレコーディングにも対応。MP3形式でエクスポートができる。サードパーティー製の音源は使えないことがデメリット。 |
FL Studio Trial |
Windows 8.1以降/MacOS 10.13.6 |
ダンス系やHipHop系が得意なFL Studioの無料版。一部のプラグインに制限があり、保存したデータが開けないといった制限はあるが、ほとんどの機能を試せる。シンプルな操作性で、直感的に作曲ができる。上位モデルのプラグインが全部使え、WAVEへの書き出しなどにも対応。 |
Protools First |
Windows 10/MacOS 10.14.5以降 |
プロも使うProtoolsの無料版で、MIDI機能が使いやすいことで評判がある。トラック数は最大16トラックまで対応。Xpand! 2やエフェクト、ループ素材が付属しているが、外部音源は使用不可。音楽データは最大3曲までクラウド上に保存できる。 |
今回は6種類の作曲フリーソフトの特徴を比較してみました。
どのソフトも作曲に必要な機能は最低限持っており、中には有料ソフト並みの機能を持つものもあります。
どれにするか迷った時は一度使ってみて、自分に合ったものをメインで使っていくと良いでしょう。
フリーソフトは無料で使えるので、気になるソフトがあれば気軽に試せます。
ご紹介した作曲ソフトはDTMマニアにも人気のソフトであり、安心して使えるものとなっています。
作曲ソフト選びに悩んでいるのであれば、まずは上記の中から気になるものを選んで使ってみてください。
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