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gom playerを使おうと思うものの、どんな機能があるか、また海外製のソフトゆえに安心して使えるかなど、利用に当たって疑問が多い方も多いでしょう。
本記事では、gom playerの基本的な情報からダウンロード方法、使い方まで解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
gom playerとは、韓国のグレテック(GRETECH)社が開発したメディアプレイヤーです。無料で使える動画再生ソフトウェアとして、高い人気を誇っています。
直感的な操作が可能で、初心者でも扱いやすいソフトです。
gom playerはコーデックを搭載しており、様々な動画ファイルが再生できます。gom playerを利用すれば、他の動画ソフトでは再生できないファイルもすぐに再生可能です。再生できない動画は、ほぼないと言っても過言ではありません。
動画再生ソフトgom playerは、前述のとおり一時期多くのユーザーが利用していた動画再生ソフトでした。
2014年以前、WindowsにはOSに搭載されたプレイヤーとして『Windows Media Player』がありました。既存のソフトウェアがあったにも関わらず、gom playerは高い人気を誇っていました。他のソフトよりも動作が軽く、多くの動画ファイルに対応し、細かい設定や多種多様なエフェクトも利用できるという高い機能性。機能が優れている上に無料で使えたので、gom playerは多くのシェアを占有していました。
日本国内で累計800万以上ダウンロードされ、様々なパソコン関係の雑誌で取り上げられていました。2008年の『週刊アスキー ’08年度 超人気無料ソフトベスト100ランキング』では、第一位になりました。
2014年まで日本でも非常に高いシェアを占めていましたが、同年の1月のgom player の自動アップデートの適用で感染することがわかりました。
2014年1月、gom playerの正規のアップデート機能を悪用して、ユーザーをマルウェアに感染させる攻撃を確認したと、セキュリティ企業のラックより発表されました。
マルウェアは他者のデバイスを悪意をもって乗っ取れるウイルスで、多くのユーザーの個人情報が抜き取られていました。高速増殖炉「もんじゅ」の事務用PCもこの経路で感染し、情報が流出していたことが判明しました。
こうした経緯を受けて、グレテックジャパンは直ちにアップデートサービスを停止しました。
gom player ウイルス騒動の原因
gom playerのウイルス騒動の原因は、2013年12月27日から2014年1月16日にかけ、米国ニューヨークにあるgom playerのアップデートサーバーに対しての不正アクセスでした。
この期間中にアップデートを適用したユーザーは、本来アクセスするはずのgom playerサーバーではなく、外部のサイトに自動的にアクセスさせられました。このアクセスにより、gom playerを装ったマルウェアがダウンロードされるということでした。
gom player ウイルス騒動のその後
不正アクセスの発覚後、迅速にこのウイルス騒動に対応しました。
社内および社外のセキュリティ業者による監査・チェックを行い、不正なソフトウェアがインストールされる問題を修正します。
しかし、この問題によりユーザーからの信頼を無くしてしまい、利用に関する不安感が拭えずに、利用者が激減してしまいました。
2015年11月16日には、当時gom playerを配布していたグレテックジャパンは、一時的にgom playerの提供を終了しました。
その後、新たに体制を整えて事業を再出発させる旨を発表しました。
一度大打撃を被ったgom playerは、体制を整えてセキュリティ面を強化しました。
具体的な対策としては、以下の通りです。
● サーバセキュリティを強化
● 内部セキュリティ体制の抜本的強化
● コードサイン体型の教科
● ソフト内の運動広告の検証
● コードサイン体系の強化
さらにセキュリティ面でも随時アップデートを重ねています。
特にgom playerを通じインストールされるプログラムについては徹底的に検証するプログラムを組み、前述した不正アクセスのような事態を防止する対策を講じています。
gom playerには、メリットとデメリットが存在します。
●メリット
・無料で利用可能
・豊富なコーデック内蔵
・日本語対応
・機能が豊富
・操作が簡単
●デメリット
・インストール段階でいらないソフトやファイルが自動で入る
・再生時に広告が表示
・再生できない不具合が生じる
gom playerには、字幕や言語サポート、スクリーンキャプチャなどの動画再生に最低限必要なオプションが揃っています。
日本語対応で分かりやすい操作性・インターフェイスにより、動画編集に関する特別な知識が無くても簡単に扱えます。
ただ、広告を表示させたくない場合や、高画質動画をスムーズに再生したい場合は、有料版の利用をおすすめします。
gom playerを利用するために、まずはパソコンにインストールプログラムをダウンロードしましょう。
まずはgom playerのダウンロードページにアクセス。
お使いのOSに合わせたアイコンをクリックし、ダウンロードウインドウが開きます。お使いのPCやOSに合わせたインストールプログラムをダウンロードしましょう。
次に、パソコン内にダウンロードされたインストールプログラムをクリックし、インストールを実行します。
gom playerのセットアップウィザードが開くので【次へ】をクリックします。次の画面で表示された利用規約をよく読み、問題がなければ「同意する」をクリックしましょう。
次に、インストールタイプおよび、コンポーネントを選択します。初心者の方は何が必要かあまりわからないと思いますが、通常は【次へ】をクリックしても大丈夫です。 動画ソフトウェアに詳しい方は、必要なものだけを選択してください。
次にブラウザのインストールを進められるのでを選択してください。特に指定がなけばチェックを外し「次へ」をクリックしましょう。
次のページでインストール先フォルダを選択し「インストール」をクリックしましょう。
他のプログラムと同様、インストールするまで時間がかかるため少しお待ちください。
インストールが滞りなく完了すれば「GOM Playerセットアップは完了しました。」と画面に表示されます。完了をクリックしましょう。
gom playerのソフトがパソコンにインストールされたら、インストールプログラムは削除しても大丈夫です。
セットアップ完了後、gom playerの初回起動時に環境設定をする必要があります。
まず利用モードの選択です。特にこだわりがなければ「一般モード」を選択して「次へ」をクリックしましょう。
次にコーデック設定が開かれるので、このままでよければ「次へ」をクリックしましょう。
次に再生するファイル形式にチェックを入れ「次へ」をクリック。
文字のサイズや処理優先度を変えられるので、必要なものにチェックを入れ「次へ」をクリックしてください。
問題なければ「完了」を押しましょう。
設定は後に変更可能なので、あまり設定についてわからない方はデフォルトのまま進めても問題ありません。
こちらでは、gom playerの動画再生の基本的な使い方について解説します。実際に使うときの参考にしてください。
動画再生関連
再生操作
再生関連のボタンは、メイン画面左下にまとめられ、「再生(一時停止)」「停止」「巻き戻し」「早送り」といった、動画再生の基本的な操作をワンクリックで行えます。
「巻き戻し」と「早送り」ボタンでは、デフォルトで10秒ずつ前後へのスキップができます。秒数のカスタマイズも可能です。右クリックすれば、前、もしくは次のファイルへのジャンプもできます。
サイズ変更
ウィンドウサイズを変更するためのボタンは、メイン画面右上にあります。
全画面表示の切り替えや、最大化、タスクトレイに格納などの操作を少ない動作で行えます。
コントロールパネル
こちらでは、gom playerが搭載する多彩な機能を活用するために必要な「コントロールパネル」について解説します。
コントロールパネルで最適な「画」と「音」を実現
gom playerのコントロールパネルは、gom player上での動画や音楽の再生方法をはじめ、画質・音質、さらには字幕の表示などを操作するための機能です。メイン画面上のボタンまたは「F7」キーで開けます。メイン画面とは分けられた独立しているウィンドウで、デスクトップの好きな場所へ移動できます。「映像」「音」「字幕」「再生」の各パネルで構成され、タブを切り替えながら操作します。
「映像」パネルの使い方
まずは「映像」パネルです。明度、対比、彩度という三つの項目で映像を調整できます。ゲージをマウスでドラッグして調整できるので、ビュー画面で確認しながら好みの設定を見つけましょう。
「パン&スキャン」ボタンでは、映像中央部の拡大や、引き伸ばしができます。どちらもボタンクリックで、三段階に切り替えられます。
画面キャプチャーの実行や設定も「映像」パネルで行えます。
「音」パネルの使い方
「音」パネルでは、再生中の音声をマウスドラッグで調整できます。
音の高さごとに音量のバランスを調整し、低音域を響かせたり中音域を強調したりなど、好きな音質の動画・音楽を作れます。耳にとって快適な音を作りだすには、ある程度の知識が必要ですが、gom playerでは多様な音楽ソースや環境に最適な設定がプリセットとして用意されています。細かい調節をせずに、実際にいくつか聞き比べることで簡単に選択できるようになっています。
もちろん、プリセットを微調整することも可能です。調整した状態を、プリセットに保存することもできます。
「字幕」パネルの使い方
字幕の表示をコントロールするパネルです。再生中に動画に表示される字幕の表示を細かく調節できます。サイズ、上下、左右の各ゲージがあり、マウスでゲージを動かしながらベストなサイズと位置を決められます。
「0.5秒早く」「0.5秒遅く」のボタンを1回クリックするごとに、字幕表示のタイミングを少しずつ早くしたり、遅くしたりもできます。
「再生」パネルの使い方
「再生パネル」は再生位置や再生速度を調節できるパネルで、より細かい調整が行えます。特定区間でのリピート再生も設定できます。
再生位置は、スキップを制御できる項目です、再生中に前後へ10秒スキップ(<>)もしくは60秒スキップ(<<>>)が行えます。
再生速度は「速く」で最大16まで速度を上げられ「遅く」で5分の1まで速度を落とせます。1回のクリックで0.1倍ずつ速くしたり、逆に遅くしたりもできます。
リピート再生では、設定したスタート地点と終了地点の二点間でリピート再生を行えます。区間リピート機能は、語学学習の際に役に立ちます。覚えたい文章を繰り返し聴くことで、単語の意味や使い方をマスターできるでしょう。
ソフトウェアにはバグや不具合などはつきものですが、gom playerにも不具合が生じる場合があります。
対処法はお使いのパソコンのOSによって異なります。
Windows Vista/XPでGOM Player 音が出ない時は、データを復号化できるソフト、デコーダーを使う必要があります。「CoreAAC Audio Decoder」というデコーダーをインストールしてください。
インストール後、gom playerの「環境設定」ウィンドウを開き「フォルダ」を選択します。「カスタマイズ」をクリックし、カスタム設定を有効にしてから「フィルタ追加」を押します。
表示されたフィルタの一覧から「Mpeg2Dec Filte」をダブルクリックし「CoreAAC Audio Decoder」が最優先になるように設定します。
デコーダーの最優先設定により、音が出るようになるはずです。
Windows7/8/8.1/10ユーザーの方でgom playerの音が出ない方は、gom playerの環境設定を見直しましょう。
まず「環境設定」ウィンドウを開き「フォルダ」を選択。「カスタマイズ」をクリックしカスタム設定を有効にしましょう。次に「フィルタ追加」をクリックし、フィルタの一覧を出します。
表示されたフィルタの一覧から「Microsoft DTV-DVD Audio Decoder」をダブルクリックし「最優先使用」にチェックを入れましょう。
この環境設定の調整により、動画・音楽の音が出るようになるはずです。
まとめ
本記事では
gom playerの基礎情報から使い方、ダウンロード方法などについて解説しました。
過去に不正アクセスによる不祥事をへて、セキュリティが一層強化されたgom player。
安全性の向上はもとより、操作手順の簡単さや、豊富な機能で、ユーザーとしても扱いやすい動画ソフトです。
無料で利用可能なので、ぜひご利用してみてください。
ブログで飯を食う!毎日自由に生きてます。💛コロナショックの逆境に端を発して、ブログを本格始動。
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