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トレスとは、すでに描かれている絵の上に紙を置いてから下の絵の線をなぞって描くことを指します。
アナログであればトレーシングペーパーを用いて、デジタルであれば新しいレイヤーを作成してなぞる方法です。
トレスと模写はよく混在されがちですが、トレスは作品をなぞって描く方法ですが、模写はお手本となる作品に似せて描く方法になります。
ただし、トレスは使い方を間違えてしまうと違法行為となってしまうので注意が必要ですが、個人で楽しんだりイラストの練習をしたりする分には問題ありません。
そこで今回は、トレスのフリー素材を提供しているおすすめのサイトから、素材を用いて描く方法、さらにトレスを使ってGIFを作成する方法までを解説していきます。
これからトレスを使ってみたいと考えている人、イラストの腕を磨きたい人はぜひ参考にしてみてください。
現在では、トレス可能なフリー素材があるサイトは数多く登場しています。
トレスを用いれば自身のイラスト画力を向上させることもできるので、イラストを勉強している人にもおすすめです。
トレス素材はそれぞれ1人でのポーズももちろんですが、2人でのかっこいいポーズや可愛いポーズなど様々なものがあります。
まずは、トレスできるフリー素材があるおすすめのサイトをいくつかご紹介していきましょう。
イラストや漫画の投稿ができるART streetでは、「トレスde!描こう」という公式の企画を実施しています。
普段からイラストを描く人たちに、よりART street自体を楽しく利用してもらうために使いやすいトレス素材を配布しています。
現在では第10弾まで実施されており、配布されているトレス素材を用いて好きなように描いたイラストを投稿することも可能です。
完成した作品はART street以外のサイトにも自由に投稿可能となっていますが、「素材の右下にあるロゴは消さないようにしてほしい」としています。
1弾開催ごとに2つのトレスフリー素材がダウンロードできるようになっているので、イラストを描く際にポーズや構図で悩んだらぜひ活用してみてください。
pixivは、イラストや漫画、小説などの投稿から閲覧まで楽しめるイラストを通じたコミュニケーションサービスを提供しているサイトです。
こちらのサイトには、個人が提供しているフリーのトレス素材が多く投稿されています。
アクション系の動作をしたトレス素材から女性の立ち姿を集めたトレス素材集、手の練習用カットポーズのトレス集など多種多様なトレス素材が投稿されているので、自分の好きなポーズや構図を選んで描けるようになっています。
推しにしてほしいポーズがあれば、ぜひpixivでトレスフリー素材を探してみてください。
タグを使って検索すれば簡単に欲しいトレス素材を探すことも可能です。
POSEMANIACSでは、成人男性から成人女性、子ども、マッチョなどの様々な人のポーズを集めているサイトです。
画力を向上させるために、非常に有効なサイトとしても知られています。
画像をクリックすると描きたいポーズのページに移動し、そのままカーソルを使って360°視点を変えることもできます。
さらに、画面下にあるアイコンをクリックすれば、反転や男女の変更、照明の変更も可能です。
デッサン人形ポーズ集は、ミクロマンをデッサン人形としてあらゆるポーズを集めたサイトです。
使いたいポーズをクリックすれば、正面だけでなく様々な角度でのポーズが確認できます。
ポーズは立ちポーズから座るポーズ、歩くポーズ、走るポーズなどの基本的なものから落下ポーズ、鏡面ポーズ、楽器ポーズなども用意されています。
誰でも使えるトレスフリー素材ではありますが、利用するにあたっていくつか注意点や禁止事項があるので必ず確認してから利用してみてください。
上記でご紹介したサイトに欲しいポーズがなかった場合には、自分で作ってみることもおすすめです。
イラストなどを描くためのお絵かきソフト「CLIPSTUDIO」では、人の3Dポーズが簡単に作れるようになっています。
自作すればトレスや模写はもちろんフリーで行えますし、素材を選んで画面に置くだけなので初心者でも容易に作ることが可能です。
CLIPSTUDIOを使ったことがない、もしくは初めて利用する人は、まずCLIPSTUDIO PAINT EXの無料体験版から利用してみることをおすすめします。
トレスフリー素材を用いれば、自分の推しキャラを好きなポーズで描くことも可能です。
今回は、おすすめのサイトの始めにご紹介した「トレスde!描こう」を使い、イラストを描く方法について詳しく解説していきます。
まずは、ART streetが提供しているお絵かきソフト「MediBang Paint」を公式サイト上からダウンロード・インストールしておきましょう。
ART streetのトレスde!描こうという企画ページから、描きたいポーズの素材を選んでダウンロードします。
PCでのダウンロード方法はトレス画像をクリックして作品ページに移行し、そこで右クリックして出てきたメニューにある「名前を付けて保存」から画像をダウンロードできます。
ダウンロードしておいたMediBang Paintから新しいキャンパスを開いて、デスクトップ上にダウンロードしたトレス素材の画像データをレイヤーエリアにドラック&ドロップするだけで画像をインポートできます。
ダウンロードした素材を別のキャンバスとしてインポートしたい場合には、インポートしたい素材を選択して、そのままキャンバスエリアにドラッグ&ドロップします。
キャンバスが開けたら線画のみを抽出するかどうか表示されますが、ART streetではロゴを残してほしいとしているので、抽出せずに始めてみてください。
トレスするにはインポートしたままでは線画が濃く、描きにくくなるのでまずはトレス素材のレイヤーの不透明度を下げてください。
不透明度を下げればそれだけ線画が薄くなってくれるので、トレスしやすくなります。
トレス素材のレイヤーの上に新規で下書き用のレイヤーを作成します。
トレス素材を使いながら下書き用のレイヤーに髪の毛や服、顔などを簡単に下書きしていきましょう。
下書きできたら、下書き用のレイヤーも不透明度を下げておきます。
トレス素材と下書き用のレイヤーを参考にして、上から線画を描いていきましょう。
トレス素材を用いているからとその通りに描く必要はなく、自分の好きなように輪郭や目、手などを描いてみてください。
線画が完成したら、最後に色をつけていきます。
色をつけたら、トレス素材のレイヤーと下書き用のレイヤーの不透明度を100%にすれば完成です。
素材レイヤーにあるロゴだけ消さないように注意してください。
トレスを用いれば自分でも簡単にGIFを作成することも可能です。
描きたい動画を用意することから始めましょう。
動画は好きなアニメのOPやEDでも良いですし、自分で人形などを動かした動画を作ってみても良いでしょう。
Procreateを用いれば、無料で簡単にGIFを作成することができます。
この時、使用する動画は高画質であればトレスしやすいのでおすすめです。
Procreateを用いる前に、動画をGIFとして書き出して保存しておきましょう。
ProcreateでGIFを読み込んだら、動画が1フレームずつ自動で読み込まれるので、アニメーションアシストでトレス用のフレームを作成します。
1フレームずつトレスしていき、できたら動画のレイヤーを非表示にしていきましょう。
顔は別のレイヤーで作成してから、各フレームに複製すると簡単です。
アニメーションの線画が完成したら、各フレームを1つに統合するためにフラット化していきます。
色を塗ってから、アニメーションGIFとして書き出しすれば完成です。
今回は、おすすめのトレスフリー素材サイトから、トレス素材を使ってイラストを描く方法、GIFを作成する方法までをまとめてご紹介してきました。
トレスを用いることで、自分自身の画力向上にもつながりますし、自分の好きな推しキャラを好きなポーズや構図で描くことも可能です。
また、トレスを利用してGIF動画を作成することもできます。
トレスフリー素材であれば気軽に使えるので、ぜひ今回ご紹介した素材サイトを活用しつつ気に入った構図でオリジナルのイラストを作成してみてください。
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