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スムーズな動作に加えて便利な編集機能を多数搭載していることで人気のAviUtlですが、プラグインを導入しなければ読み込みや出力ができないといった欠点もあります。
しかし、AviUtlが対応しているプラグインの数は豊富で、幅広い拡張によって無料ソフトながらも有料ソフトに匹敵するほどの機能を備えることができるのです。
今回は、そんな拡張プラグインをご紹介していきます。
AviUtlでよりクオリティの高い動画を制作したい方、どんなプラグインを導入すればいいか迷っている方にとって役立つ情報が満載です。
ぜひ最後までご覧ください。
早速おすすめのAviUtlプラグインをご紹介します。
ここでご紹介するのは厳選した8つのプラグインです。
どれも魅力ある編集を可能にするプラグインとなっているので、ぜひインストールして試してみてください。
L-SMASH WorksはAviUtl利用者ならば誰もが導入している王道の入力プラグインです。
初期状態のままのAviUtlは通常、画像ファイル全般かAVIやWAV形式のファイルしか読み込みができないようになっています。
そのため撮影・作成した動画によっては読み込みができないことで、AviUtlでの編集ができなかったという方もたくさんいるでしょう。
L-SMASH Worksは動画投稿サイトで主流となっているmp4の読み込みが可能になるほか、WMVやmpgにも対応しmp3やwmaといった音声形式まで読み込めるようになります。
インストール後にAviUtlのフォルダに移動し、ファイルの環境設定から入力プラグインの優先度がL-SMASH Works優先されるよう一番上に設定するだけで準備は完了です。
その後は何も設定することなく読み込み動作を行ってくれます。
InputPipePluginはAviUtlで頻繁に編集する方にはぜひとも入れておきたいプラグインです。
このプラグインを導入するとAviUtlのメモリ不足が解消できます。
そのため、編集する動作が安定し、カット編集がよりスムーズでサクサク進むようになるのです。
メモリ不足を解消できるという点から導入方法が難しいように感じてしまいますが、そんなことはありません。
無料でインストールでき、ダウンロードした「InputPipePlugin.aui」と「InputPipeMain.exe」の2つのファイルをAviUtlのフォルダにコピーするだけです。
他のプラグイン同様に簡単な導入方法に関わらず、高機能を手に入れられるとして高頻度で動画投稿する方は絶対入れておくべきプラグインと言えます。
NL-Means Lightは動画のノイズを除去するフィルタを活用できるプラグインです。
動画のノイズはモスキートノイズとブロックノイズの2種類が代表的ですが、こちらのプラグインはどちらの除去にも対応し、元の動画よりも輪郭をくっきりとさせた動画へと編集可能です。
ノイズがちらついている動画は基本的に低画質と呼ばれ、あまり人気が集中することがありません。
しかしノイズを除去することによって高画質動画へと変えることができ、動画の注目度がアップできるのです。
どのノイズ除去フィルタにも言えることなのですが、高画質な動画に行う必要はありません。
無駄に輪郭がぼやけることになり画質の劣化につながるからです。
NL-Means Lightも例外ではなく、高画質動画でのノイズ除去はおすすめしないのでご注意ください。
VSTプラグインは高度な音声加工を可能にするプラグインです。
デフォルト状態のAviUtlでも音声加工についてはできるのですが、加工の種類が少なくエコーとリバーブ、ディレイの3種類しかありません。
それら3つだけでも十分に思えるかもしれませんが、残念ながらどれもクオリティが低いため、ほとんど使用している人はいない状況です。
そんな貧弱な音声加工機能をカバーするのがVSTプラグインになります。
導入するとAviUtl同様の音声加工ができる他、ピッチ変更やテンポ変更、ノイズ除去、イコライゼーション、コンプレッサー、フェーザーなど多数の音声加工技術によってクオリティ高い動画に仕上げることが可能です。
また、どの機能も優れていて思い通りに音声加工とクリアな音質にできるのは、動画編集では嬉しいポイントです。
導入するためにはサイトから「VST ホストプラグイン for aviutl + α」をダウンロードし、ファイルを展開します。
展開すると「VSThost4aviutl.zip」というファイルが出てくるので、これをさらに展開します。
そしてその中の「vsthost」と名のついた5つのファイルをAviUtlのPluginsファルダに入れて完了です。
loudness.aufは音量測定プラグインになります。
これまで動画を視聴してきて動画全体的に音量がバラついていると感じたことはありませんか?
急に音量が小さくなって聞き取りづらくなった箇所や無言が続いているという場面は視聴者も見ていて満足するものではありません。
そのような箇所は動画全体の音声波形を表示できるloudness.aufを使って確認し、無駄な部分をカットしていくようにしましょう。
こうした機能は有料動画編集ソフトであると基本的には搭載されていますが、無料ソフトの場合ほとんどついていません。
loudness.aufを加えることによって有料動画編集ソフトに近づけ、不必要な部分をカットすることでより見やすくも充実した動画をアップロードできるようになります。
CutEditは有料動画編集ソフト並みのカット編集が可能になるプラグインです。
導入方法も簡単でプラグイン作成者のサイトからファイルをダウンロードして展開、そして中の「cutedit.auf」ファイルを、AviUtlに移動させるだけでOKです。
使用方法はAviUtlのメニューから[表示」→[カット編集の表示]を選択します。
カット編集用のウィンドウが出てくるので動画のシークバーを移動させてカットしたい部分は選択します。
カットする部分のシークバーは黒い色になるので、カットした部分がどのくらいあるのか、カットすることでどのくらいの動画時間になるのかが分かりやすいです。
また、カットしたい部分を一カ所ずつ選択して保存されるわけではありません。
切り取りたい部分を一気にカットできるので編集時間を短縮することも期待できます。
拡張編集RAMプレビューがプレビュー再生にてコマ飛びしてしまい、カクツキが発生した時に便利なプラグインです。
導入して使用すればプレビュー再生のコマ落ちを軽減し、動画がカクカクすることなくサクサク動きます。
編集された動画がどのようになったかきちんと確認できるので、ぜひとも入れておきたいプラグインです。
使用方法が簡単なのも魅力的で、プレビュー表示の[設定]から[RAMプレビューの設定]を選択し、拡張編集のウィンドウから範囲を選択してキャッシュ作成ボタンを押すだけとなっています。
たったこれだけの手順で動画のフレームがレンダリングされ、サクサクプレビューを見られるようになるのです。
ちなみに範囲として選択していない部分はキャッシュが作成されないため真っ黒な表示になります。
この編集作業はCtrl+Rのショートカットキーでも使用できるようになっており、キャッシュ消去ボタンもCtrl+Eによって動くため、ショートカットキーだけ操作もできるため、マウスを使用しない場合でもきれいなRAMプレビュー表示がされます。
自宅のみならず外出先でも重宝するプラグインです。
RAMプレビューは本来ならば大量のメモリを必要とするのですが、このプラグインは別のプログラムにデータを置き換えてくれています。
故にパソコンのメモリの使用率を下げパソコンの動作が安定するようになっています。
かんたんMP4出力はその名の通りmp4の動画を出力できるようになるプラグインです。
プラグインを導入後、AviUtlのファイルから[プラグイン出力]→[かんたんMP4出力]→[ビデオ圧縮」を選択することで手軽にエンコードできます。
また出力する際は少し設定を変更して手を加えることが可能です。
画質と音質を上げたり下げたりでき、ハードウェアエンコードを選択すればGPUでエンコードするため、高速かつ省エネで動画の出力を行ってくれます。
ちなみにパソコンのGPUがハードウェアエンコードに対応していない場合には出力に失敗してしまうため、事前にパソコンの性能をよく確認しておくことが大事になります。
今回はAviUtl使用者ならばぜひとも入れておきたいプラグインをご紹介してきました。
ノイズ除去や音声加工、カットなど動画編集で使いたい技がプラグインの導入によって可能になります。
多数のプラグインの導入というのは、いわばAviUtlを自分で進化させることに繋がります。内容をご覧になって編集能力の可能性に感動した方は多いことでしょう。
デフォルト状態ではあまり使えないと感じていた方も、ご紹介してきたプラグインを導入して自由自在に動画編集ができるようにしてみてください。
多数のプラグインを入れることで無料とは思えないほどの優秀な編集ソフトへと進化します。
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