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クラウドサービスが定着しつつあるとはいえ、イベントでの再生やプレゼントなどDVDメディアが必要になるシーンは多くあります。動画ファイルをDVDで再生するには、専用ソフトでDVD-Videoに変換しないといけません。その処理するのがオーサリングソフトです。
「DVD Flick」はあまりパソコンを使わない、動画は見るだけという人も手軽に動画ファイルをDVDに書き込むことができる無料のオーサリングソフトです。
シンプルで使いやすいソフト
オーサリングソフトと聞くと難しそうなイメージがありますが、「DVD Flick 」はファイルを読み込み、タイトルなどをカスタマイズして、DVDに書き込むというシンプルな操作だけで自動的に処理してくれます。しかも、MP4やMOVをはじめとする40以上のファイル形式、MPEG、MPEG-4など60以上のビデオコーデック、40以上の音声コーデックに対応しており、「このファイル、対応してないかも」という不安はほとんどありません。
さらに、無料ソフトだということも大きなポイントです。
どんなに使いやすく多種類のファイルをサポートしていたとしても、高価だとヘビーユーザーでなければ躊躇してしまいます。「ちょっと使ってみよう」と軽い気持ちで利用できるため、初心者にうってつけです。
「DVD Flick」はパソコンにデフォルトでインストールされていないため、利用するにはダウンロードすることから始めます。公式サイトからオリジナルの英語バージョンを、日本語に作られたバージョンをダウンロードするという2つの方法があります。
「DVD Flick」公式サイトにアクセスし、ツールバーの[Download]をクリックしダウンロードページへと飛びます。
公式サイトは英語なため、何が書いてあるかわからないままダウンロードするのが不安な場合は、chromeで表示し、右クリックで「日本語で翻訳」を選択すると画面が日本語で表示されます。
画面中央に表示されている[Download DVD Flick]ボタンをクリックすると、ダウンロードが開始します。後は手順に従って保存先を設定するなど進めていくだけです。
「DVD Flick」オリジナルは英語なため、そのままだと使いにくい人もいるでしょう。そういう場合には、最初から日本語で作成されたバージョンをダウンロードします。
「DVD Flick」日本語バージョン(https://dvdflick.popup.jp/download)にアクセスしたら、[ダウンロード]タグをクリックしダウンロード画面を表示させます。すでにオリジナルをインストールしていても、上書きが可能です。こちらも手順に従って進めていきます。
日本語バージョンは英語が苦手な人にとっては非常に便利ですが、あくまで自己責任であることを理解したうえで利用します。自己責任はちょっと不安という場合には、手間はかかりますがオリジナルをインストールし、わからない英語があったらネットで翻訳するのもひとつの方法です。使う機能は決まっているので、何度か検索すればスムーズに利用できるようになるでしょう。
「DVD Flick」には使用前に行わなければいけない初期設定などはなく、動画ごとでプロジェクト設定を行っていきます。
毎回、同じ設定を行うのは、頻繁に動画をDVDに保存したい人にとっては少し手間かもしれませんが、できるだけわかりやすい操作で行いたい初心者やライトユーザーにとってはメリットだともいえます。
設定は5項目可能
設定画面を表示させるには、画面上部にある「プロジェクト設定」をクリックします。さらに左側の設定項目クリックで、該当の設定画面が表示されるというとてもシンプルな構造になっています。
ここで設定できるのは、タイトルやサイズなどの「一般設定」、フォーマットや品質などの「ビデオ設定」、ボリュームやビットレートの「オーディオ設定」、再生完了後の処理や再生開始時についての「再生設定」、ディスクに書き込むための「書込設定」の5つです。
設定項目によって設定する数は異なりますが、専門的なコードを入力する必要はなく、チェックボックスにチェックを入れるだけなので、初心者の人でも安心して行えます。
実際に動画ファイルをDVDに書き込む基本的な使い方を解説していきます。難しいことはほとんどないので、1回試してみればスムーズにできるでしょう。
手順は以下の4ステップです。操作も選択してクリックすることがメインなので、簡単に行えます。
・「DVD Flick」起動し、動画ファイルを読み込む。
・DVDに保存するための設定を行う。
・DVDに変換したファイルを出力する。
・空のDVDディスクに書き込む。
まずは動画を読み込む
空のDVDディスクをセットしたら、「DVD Flick」を起動後、画面右の[タイトル追加]をクリックするとファイルの選択画面が表示されます。該当の動画ファイルを選び、[開く]をクリックで読み込み完了です。
複数の動画を書き込む場合は、この手順を繰り返してから画面右の[タイトル編集]をクリックすると、チャプターの設定画面が表示されます。
設定画面を表示
次に画面上部の[プロジェクト設定]をクリックし、設定画面を表示させます。
基本的には左側の項目から、[一般設定]、[ビデオ設定]をクリックし、それぞれ、DVDなどメディアのサイズ、処理速度、フォーマット、ビットレートなどを設定します。迷った場合には[Normal]、[Avobe Normal]などに設定しておいたほうが安心です。[ビデオ設定]のフォーマットは、日本仕様の[NTSC]になっていることを確認します。
最後に[書込設定]をクリックし、ディスクへの書き込みやDVDドライブ、書き込み後の設定を行います。DVD用のファイルを残しておきたい場合には「ISOイメージを作成する」にもチェックをします。
[オーディオ設定]は最初から[Auto]に設定されているため、そのままで問題ありません。また、各設定画面で[基準値に設定]ボタンをクリックしておくと、新たに設定する手間が省けます。
出力フォルダを指定
後は画面下の[参照]ボタンをクリックして出力先フォルダを指定、変換したファイルを保存。画面上の[DVD作成]をクリックすれば、書き込みが開始します。
この際、出力先フォルダ内にある他のファイルは削除されるため、必ず専用のフォルダを作り半角英数字の名前を入力しましょう。
エラーで最も多いのが、[DVD作成]ボタンをクリックすると、「プロジェクトの出力先フォルダ名に許可されない文字コードが含まれています。フォルダ名を正しく訂正するか新しいフォルダを選択してください。」という画面が表示されて、書き込めないというものです。出力先フォルダやファイル名に日本語や全角英数字を使っているときに発生するエラーなので、名前を半角英数字に変えて再度試します。
ディスクをセットしているか確認
[書込設定]で「プロジェクトをディスクに書き込む」にチェックできないというエラーも発生しがちです。これはディスクをセットしていないことが原因なので、セット後、改めて[書込設定]画面を表示させます。
上記以外に不明なことがある場合は、「DVD Flick」画面上部の[Readme]を確認してみましょう。また、エラーの状況をネット検索するのもオススメです。
オーサリングソフト「DVD Flick」はシンプルな操作と手順で初心者にも使いやすいだけでなく、複数の動画ファイルを順番に再生したり、メニューや字幕作成などの細かい設定も可能です。様々なシーンで利用できますが、あくまでフリーソフトであるため、対応しているDVDフォーマットの確認や家庭用DVDプレイヤーとの互換性については注意が必要になります。
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