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「画像編集をしっかりやるかどうか分からないから、まずは無料のソフトを使ってみたい」画像編集ソフトを探している人の中には、このように考える人も多いのではないでしょうか。近年は、無料でも基本的な機能がしっかり備わった優秀なソフトが多くあります。本記事では、そのうちの1つ「Fotor」を紹介します。
Foter(フォター)は、画像のコラージュやレイヤーの使用など、本格的な加工が無料でできるソフトです。無料であるにも関わらず、有料の画像編集ソフトに劣らないほどたくさんの機能を搭載しています。アプリとブラウザの両方が使えるので、スマートフォンやパソコンなど機器を問わず利用可能なのが魅力です。有料の画像加工ソフトを持つほどではないけれど、画像の加工に興味がある人に向いています。
Fotorに登録する流れや使い方を説明しましょう。Fotorはパソコンからクラウド上でも使えるので、ツールやアプリをインストールしたくない人にはブラウザ版がおすすめです。登録するのは面倒ではありますが、機器や場所を問わず自由に使いたいのなら、やはりユーザー登録をするのがいいでしょう。
新規登録を公式サイトから行う場合、画面右にある三本線のマークをクリックして、「ログイン」を選びます。すると、登録済みのユーザーに向けたログイン画面になりますので、「アカウントのない方?登録」という文字に注目してください。
登録するためにメールアドレスやフェイスブックの選択肢がありますが、お好みで選択して構いません。多くのSNSと同じように、ユーザー登録が完了したら表示が切り替わってアカウント名がつきます。パスワードは大文字、小文字、数字、記号を組み合わせる必要がありますので、ご注意ください。メールアドレスとパスワードの入力だけで、画面表示が切り替わりました。
画像の編集を始めるには、編集画面に移動してください。Fotorの画面左から「画像編集」を選択するとサンプル画像がたくさん出てきますので、希望の雰囲気の画像をクリックするとアップロード画面になります。たとえば、その中から「シャープ」を押して画像をアップロードすると、編集画面が開くので、編集作業を開始してください。
画面左には、アップロードした画像に対して行う以下の選択肢があります。
・ワンタッチ補正
・サイズ(切り取りやリサイズなど)
・明るさ&色(明るさ、コントラスト、彩度など)
・ディテール調整
・プロ調整
ここでは、画像編集でよく利用する言葉の意味を説明するので、お使いのFotorの画面と比べながらご確認ください。ディテールとは、英語をそのまま日本語読みしたもので、「全体に対して細部や細かい箇所」との意味があります。画像の編集作業では、全体を調整するための細かい箇所、と理解するといいでしょう。ストラクチャーとは、風景や物体の輪郭をより目立たせてダイナミックな写真にすることです。
ビネットとは、画像の周りが暗くなる現象のことで、カメラの特徴によって発生します。本来はカメラの特徴によって発生するものを、画像編集ソフトを用いて手動で設定できるのです。フィルムグレインとは、ランダムな光の質感のことで、設定すれば写真に粒子を追加できます。このように、Fotorは無料でありながらいろいろな質感を写真に加えられるのが特徴です。
はじめに紹介した、ワンタッチ補正を使ってみましょう。使ってみましょうと言うまでもなく、1回クリックするだけで画像のブレや色彩を調整してくれます。鮮やかな画像にしたくても編集すべき箇所が不明な場合は、ひとまずワンタッチ補正をしてみてはいかがでしょうか。
画像編集においてトリミングはなくてはならない機能ですが、Fotorはその種類が多いのが魅力です。「切り取り」には、複数のサイズ指定のほかにフリーカットがあります。指定のサイズ以外に希望があるのなら、フリーカットを選んでください。サイズの変更は、フリーカットや1×1があるボックスの下にあります。
Fotorにはビューティーに関する調整も可能なので、画像の編集によってシミ取りやアイシャドウがつけられます。全てに言えることですが、左に黄色の宝石マークがある機能はPro会員向けなので、ご注意ください。ログアウトするさいは画像を保存するか否かと聞かれますので、保存を忘れていても終了時までデータが残っていれば安心と言えるでしょう。
Fotorには、InstagramやYouTubeなどSNS投稿用の画像が作れるツールがあります。画像のように、メニューで専用の場所が作られているのです。
上記のうち、Instagram投稿のメニューから一番左を選択しました。すると、以下の通り左下の画像を挿入した状態の画面が開きます。
真ん中の素材だけではなく、周囲にあるピンクの模様まで移動できるようになっています。
無料で多彩な機能が使えるFotorは、良い評判の多いソフトです。また、今回紹介するにあたってこちらを利用しましたが、たくさんの機能が感覚的に使えるようになっていました。専門的な知識がない人でも、少し画像編集を行えばすぐに覚えられるかと思います。また、色ごとに色調を変えられたり画質を落とさずリサイズできたりするのは、有料の画像編集ソフトにも劣らない機能だと感じました。
Fotorのメリットは、画像編集をはじめたばかりの人でも分かりやすい画面構成になっているところです。本格的に有料の画像編集ソフトを導入する場合、機能が充実している分「どこに何があるのか分からない」例も少なくありません。編集作業を開始する以前に、言葉の意味とやり方を都度調べながら行うのは、骨が折れます。Fotorは感覚で操作できる箇所が多いので、初心者の方でも挫折しにくいソフトだと言えるでしょう。
最初からおしゃれな素材やテンプレートが入っているのも、Fotorの魅力です。素材は、ワンタッチで透過されているものを画像の中に挿入できます。無料版では使える内容が限られますが、素材を感覚で配置できるのは、初心者には嬉しい機能です。また、文字も「テキスト」からフォントを選んで入力できます。素材や文章を組み合わせれば、デザイン性が高まるので、初心者でもおしゃれな画像が作れるでしょう。
クラウド上で利用するので、パソコンの容量に影響しないのもメリットの1つです。オフラインで有料ソフトを利用する場合、機能が充実している分容量がかさばるときがあります。動画編集ソフトを使っていないときまで動作が遅くなり、違うものへの変更を考えた人もいるのではないでしょうか。アプリの利用を促すソフトやツールが多い中、Fotorはクラウド上で使えます。Fotorをダウンロードしたことによって、パソコンの動作を気にしなくてもいいのが魅力です。
無料で使用するので、広告が表示されるのがデメリットです。編集画面の近くに大きな広告が3つも表示されますから、作業中に気になる方が多いのではないでしょうか。広告が邪魔になるときの解決方法は、有料版を利用することです。有料版では周囲に広告が表示されなくなるので、スッキリとした画面で作業ができます。
オンラインで使用するので、インターネット回線の状況によって作業の進捗が左右されます。とはいえ、安定したインターネット環境があればいつでもFotorで画像の編集作業が可能です。
「上手に撮影できた」と思っても、帰ってから画像を確認したら傾いていることがあります。観光地で撮影した建物や空と海の地平線など、丁寧に撮影したつもりでも傾いていたときがありませんか。元々は水平であるはずの被写体が傾いていると、見る人が不快になります。カメラを持つ角度には問題がないはずなのに、地平線が傾いてしまうときは、画像編集ソフトで調整しましょう。
Fotorで調整する方法は、左のメニューから「回転」を選択して、「補正」にカーソルをあてながら左右に動かします。細かく滑らかな画像の回転ができるので、画像の臨場感を出すためにあえて傾けるのもいいでしょう。
カメラの機能で明るさ調整をしたけれど、媒体を変えて画像を確認したら暗いときがあるものです。思っているよりも画像が暗いときは、画像編集ソフトが活躍します。多くのソフトでは色合いや明るさの調整が基本となっていて、数値を変更すれば明暗の変更が可能です。
お伝えした通り、Fotorではワンタッチ補正の機能があるので、クリックするだけで明るさが調整できます。明暗をもう少し調整したい人に向けて、明るさやコントラストの変更が可能です。
画像が暗い例とは逆に、明るくなりすぎて元の画像が見えなくなっている現象を白飛びといいます。デジタルカメラで撮影する場合はその性質上、肉眼では見えていたものが白飛びするときがあるのです。白飛びをFotorで調整するのなら、カラーレベルの操作でハイライトやシャドウの数値を動かします。シャドウは画像の暗い部分の調整に、ハイライトは画像の明るい部分の調整が可能です。
ビネットは、写真の周囲をぼんやりと暗くする機能なので、懐かしいイメージの写真を作りたいときにおすすめです。多くの画像編集ソフトで可能な機能ですが、ビネットはFotorでも利用できます。全体的に明るい画像も、ビネットの調整をすれば写真の周りがぼんやりと暗くなるのです。
Fotorの使い方や画像編集のコツを紹介しましたが、無料のソフトは初心者が扱えるように感覚で操作できる工夫がされています。また、「画像編集のコツとは」で紹介した機能は、Fotorに限らず画像を編集するときに覚えておくと便利な内容です。画像の編集作業をする方は、たくさんのソフトを扱う機械があるかと思うので、編集のコツを覚えておいて損はないでしょう。
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