Avast等の アンチウィルスソフトを使っていると『破壊されたレジストリがあります』と警告されることがあります。WindowsのPCでレジストリが壊れていると大変な不具合に発展する可能性もあるため、早めに対処したいです。ただレジストリが何かや具体的な対処方法がよくわからない方も多いでしょう。ここでは破壊されたレジストリとは何かについて説明しながら、その修復方法も紹介していきます。
破壊されたレジストリについて説明する前にレジストリとは何かについて確認しておきましょう。WindowsレジストリはWindowsのPCのシステムやソフトに関する設定をまとめて保存してある大きなデータベースのことです。これはWindowsのPCならではの仕組みでMacにはない構造です。
破壊されたレジストリはその名の通り不具合が出ているレジストリのことです。WindowsのPCをごく普通に使っていても何かの拍子にレジストリが壊れることもありますし、何か他の原因で壊されることもあります。考えられる原因をまとめておきましょう。
PCを普通に使っていて破壊されたレジストリができるのはPCを強制終了したり、ウイルスやマルウエアに感染してしまったりした時に多いです。PCを強制終了するとレジストリにまだきちんと情報が保存される前にシステムやソフトがシャットダウンされるため、レジストリに問題が起こる可能性があります。
破壊されたレジストリは放置しておいても大丈夫なことも多いです。ただ場合によっては放置しているうちにPCの動作が鈍くなったり、最悪起動しなくなったりすることもあります。もしPCを使っていて最近動作が前と違うと感じるなら重くなったと感じるなら、破壊されたレジストリが原因かもしれません。
破壊されたレジストリがPCの動作に影響を与える可能性があると言われても、どう対処したらいいのかわからない場合も少なくないでしょう。破壊されたレジストリという単語をはじめて聞いたという方は、破壊されたレジストリを削除したり修復するのはかなり難しいのではと感じるはずです。ただ破壊されたレジストリを修復する対処法は沢山あり、PCに詳しくなくてもこなせる方法もあります。
Avastはチェコで開発されたアンチウイルスソフトで、無料版も提供されていることから日本を含めた世界中で広く理由されています。そしてAvastでウイルススキャンすると『破壊されたレジストリが〇〇個ある』との警告が出る場合があるでしょう。
でもAvastだと無料版の場合破壊されたレジストリの問題を解決できる機能はなく、対処したいなら有料版にアップグレードするようにとの案内がされます。ただ先ほども触れたように破壊されたレジストリはそのままにしておいても大してPCに影響しないことも多いです。
Avastでは無料版ユーザーに有料版を勧めるために、本来ならあまり気にしなくてもいいソフトやシステムのアップグレードの時等にできた断片化されたレジストリなども壊れたレジストリに含めて表示している可能性も指摘されています。そもそも破壊されたレジストリの修復はわざわざ有料のアンチウィルスソフトを購入しなくても、Windowsの標準機能やフリーソフトでできることが多いです。
お使いのAvastを有料版にアップグレードするのは、ここから紹介していく対処方法を全て試してからでも遅くはありません。
それではまずWindows10に備わっている標準機能で破壊されたレジストリを消去したり修復する方法から見ていきましょう。Windowsには意外に沢山の修復機能が備わっています。
破壊されたレジストリを削除するのに一番簡単なのディスククリーンアップの機能を使う場合です。
Windows10の自動修復機能を使い破壊されたレジストリを修復する方法があります。手順が簡単で失敗することも少ないため、ディスククリーンアップで解決しない場合に試してみてください。
システムの復元も自動修復機能と同じように、簡単な手順で破壊されたレジストリの問題を解決できる可能性がある操作です。レジストリが壊れた可能性がある日時がわかる場合、この操作でシステムをその前の状態に復元してしまいます。
自動修復機能やシステムの復元で破壊されたレジストリが修復されない場合は、Windows10を初期化することも考えてください。リセットすると言ってもこれまで保存した写真や動画などの個人的なデータは残すことができます。途中までは自動修復機能を使う場合と手順が同じです。
この操作から初期化が完了するまでには時間がかかるので、PCを使う予定がない時にするようにしてください。
Windows10にはコマンドプロンプトからレジストリの状態を確認し、問題が出た以前の状態に復元することができます。この方法はWindowsを正常に起動できない状態でもSafe mode with Command Promptで開くことで実効可能です。ただコマンドプロンプトを直接操作することで思わぬトラブルが起こることも考えられるので、リスクを許容してでも操作が必要な場合にだけ行ってください。
コマンドプロンプトの起動には2通りの方法があります。
コマンドプロンプトが起動出来たら次の手順に従ってください。
スキャンを途中で中断するのは避けるようにしてください。時間がかかる可能性もありますが、必ず最後まで待つようにします。
ここまでWindowsの標準機能で破壊されたレジストリの問題を解決する方法を紹介してきましたが、破壊されたレジストリの削除や修復ができるフリーソフトもあります。レジストリ復元用のフリーソフトはお使いのPCによって問題なく機能する場合もあれば、エラーやトラブルになったりすることもあるので気を付けて使うようにしてください。
CCleanerはPCに溜まったいらないデータをきれいに消してくれるフリーのクリーナーソフトです。破壊されたレジストリだけでなく一時ファイルや各ソフトのいらないファイルなど不要なものは全てまとめて削除できる、Windowsのデスククリーンアップの代わりに使えるソフトです。使い方を見ていきましょう。
1公式サイトからCCleanerをダウンロード・インストールする。
2ソフトを起動する(有料プランのオファーなどがありますが拒否して大丈夫です)。
3左サイドのメニューの『Registry』をクリック。
4画面下の『Scan for issues』をクリック。
5スキャンが完了したら一覧全てにチェックを入れた状態で『Reviw Selected Issues』をクリック。
6レジストリを変更する前にバックアップを取るかどうか聞かれるので選択する。
7項目を確認し問題なければ『Fix Issue』をクリック(全ての項目をまとめて修復する場合は『Fix All Selected Issues』を選択する)。
もう1つレジストリを修正できるフリーソフトにRegsofts Free Window Registry Repairを紹介しておきます。このソフトでも不要なレジストリをクリーニングできる可能性があります。使い方はこちらです。
1公式サイトからソフトをダウンロード・インストールする。
2ソフトを起動し左側のメニューから『Full Scan』をクリック。
3スキャンが終わったら修正したい項目にチェックを入れ『Fix Errors』をクリック。
Avastなどのアンチウィルスソフトで破壊されたレジストリがあると表示されたら驚くかもしれません。アンチウィルスソフトの有料クリーナーを購入してもいいですが、無料でしかも簡単に破壊されたレジストリを復元したり要らないデータを削除することもできます。
破壊されたレジストリの対処に困ったらぜひここで紹介したWindows10の標準復元機能やフリーソフトも試してみてください。問題解決の参考になれば幸いです。
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