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動画を見ているとき、「ここの部分だけ切り取りたい」と思ったことはありませんか?そんな方におすすめのフリーソフト「LosslessCut」です。なんと無劣化で動画のトリミングすることが可能です。また、トリミング機能以外にもさまざまな機能があり、例えばオーディオを編集したり字幕をつけたりといったこともできます。サクッと必要なところだけ切り出して、ついでに簡単な動画編集もしてしまいたい!という方にはぴったりのソフトです。
今回は、LosslessCutの概要と使い方の詳細を説明します。一度慣れてしまうとなんてことはないですが、LosslessCutは使い始めるまで少し戸惑う人が多いです。この記事を見ながら少しずつトライしてみてくださいね。
まずはソフトの概要と、このソフトでどんなことができるのか?という点を簡単に解説していきます。
• LosslessCutソフト概要
対応OS :Mac/Windows/Linux
対応フォーマット :MP4, MOV, WebM, MKV, OGG, WAV, MP3, AAC, H264, Theora, VP8等
費用 :無料
• LosslessCutでできること
基本的には「動画の切り出し・切り捨て・連結」が主な機能。加えて下記の機能も搭載。
・動画の特定のシーンを画像ファイル(JPEG/PNG)として切り出す
・動画の回転
・動画内のチャプターを認識(切り出しが容易になる)
・動画を無劣化で連結
次にダウンロード方法と、ソフトの日本語化を解説していきます。ダウンロードするまでは基本的に英語のページになるので、よくわからない方は画像を見ながら進めてみてください。
まずはダウンロードページからファイルをダウンロードします。ページをスクロールしていくと、下記のようなリストが現れます。
(アップデートの多いソフトですが、基本的には最新版を選んでおけばOKです。)
ファイル名の後半に”mac”や”win”とついています。Macの方ならmacのファイル、Windowsユーザーはwinを選べば大丈夫。基本的にはどのファイルを選んでも大丈夫ですが、Windowsユーザーで起動速度の速さを優先する方は”LosslessCut-win.zip”がオススメです。
ダウンロードしたら、ファイルをダブルクリックするとソフトが起動します。
ダウンロードしたままの状態だと英語仕様になっているので、ソフトの日本語化設定をします。
まずは先ほどダウンロードしたソフトを起動。
下のような画面が現れます。左上の”File”をクリックして、下から2番目の”Settings”を選択。
設定画面が現れます。一番上に”App languages”という言語を選ぶところでプルダウンをクリックし、「日本語」を選択。
設定画面を閉じれば自動的に日本語設定になります。ここまで来ればあとは日本語で操作ができます!
ダウンロードが完了したら、実際にソフトを使ってみましょう。さまざまな機能があるので、1つずつ解説していきます。
下準備として、2つ済ませておきましょう。
まずはどの機能を使うにしてもファイルの読み込みが必要になります。読み込み方法は非常に簡単。まずはソフトを起動して、画面上にPC上の動画ファイルをドラッグ&ドロップするだけです。
また、作業フォルダを選択できます。画面右上の「作業フォルダ未設定」という部分をクリックして、保存したいフォルダを選択しておきましょう。こうすることで、あとで「どこに保存されたかわからない!」という状況を防ぐことができます。
動画を読み込んだ後、ファイルにチャプターが埋め込まれている場合は下のような画面が現れます。
動画の切り取りを主な目的に使いたい方は、ここでチャプター取り込みをしておくと後々便利です。「別に切り取りはしないよ!」という方は「チャプターを無視」をクリックして次に進みましょう。
動画の読み込みと保存フォルダの設定ができたら、早速ソフトの機能を使って動画を編集してみましょう!
動画の向きを変えたい場合は、90度ごとに変更することができます。画面右下の回転アイコンをクリックして、変えたいアングルに設定しましょう。
動画の1シーンを画像として保存したい場合は、上の画像のカメラマークをクリックするだけで保存できます。また、”jpeg”と書いてある部分をクリックすると、jpegとPNGで保存形式の切り替えができますのでお好きな形式に切り替えてから保存してください。
一番メインの機能とも言える、切り取り作業です。
基本的にはこれから説明する「切り取り部分の選択」という基本動作を繰り返すことで、動画の切り取りと結合作業ができます。
・画面下部にある色のついた帯部分があり、ここに白い縦棒(バー)があります。バーを左右にスライドして、まずは動画の開始位置を決めましょう。初めから切り取りたい場合はそのままでOKです。開始位置が決まったら、左側の指矢印ボタンをクリックして、開始位置を固定します。
・続いて動画終了位置を決定します。2つ目のバーを同じく左右にスライドして、終了位置で止めたら、今度は右側の指矢印ボタンをクリック。
2つの動作が完了すると、画面右側の「出力する部分」に切り取り部分の動画が追加されます。
続けて動画の切り取りを行いたい場合は、上のステップを繰り返すことで複数の切り取り部分を抜き出し、最終的に切り取った部分だけを結合することができます。
切り取った部分を削除したい場合は、「出力する部分」の下にあるマイナスアイコンをクリックすると削除することができます。
また、マイナスアイコンの2つ隣のラベルアイコンをクリックすることで、切り取り部分に名前をつけて整理しやすくすることもできます。
編集が完了したら、ファイルの出力をしましょう。
・まずは、切り取った部分ごとに別々に保存するのか、それとも切り取った部分を結合して1つのファイルとして出力するのか決めます。
・右上に「ファイル分割」もしくは「結合切り取り」というボタンがありますので、こちらをクリックして好きな方に設定しておきます。
・その後、右下の「出力」(英語の場合はExport)を選択してファイル出力します。
また、部分的な要素だけ出力したい場合は、左上の「トラック」をクリックし、出力したい要素を洗濯することも可能です。
以上の作業をしながら、「1つ前の作業を取り消したい!」という場合には、以下のいずれかで対応できます。
・PCのショートカット(Windowsなら「Ctrl+z」、Macなら「Command+z」を使うか
・左上の”Edit”メニューからUndoをクリックする
今回はLosslessCutの使い方や概要などを説明しました。LosslessCutは更新頻度が非常に高く、開発者の手が十分に入り常にアップデートされています。シンプルな編集機能に特化しているため、ソフト自体のサイズが軽く、動作が止まったり遅くなったりすることが少ないことも魅力です。軽くて使いやすい上に、動画が劣化しない・・・嬉しい機能が詰まっています。
あえてデメリットと言えば、日本語化しても部分的に英語が残っている箇所があることくらいです。使い方をきちんと把握していれば問題なくカバーできるレベルのデメリットですね。
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