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動画編集では様々な専門用語が用いられていますが、中でも動画データを取り扱う際には「エンコード」が重要となります。
エンコードがそもそもどういった意味を持つ言葉なのか分からない方も多いでしょう。
動画を取り扱う際には、エンコードの基本知識から押さえておくことが大切です。
今回は、そんなエンコードについてご紹介しつつ、さらにURLエンコードやデコード、AviUtlで動画エンコードをする方法なども併せて解説していきます。
今後、動画編集や投稿をしようと検討している人はぜひ参考にしてみてください。
エンコードとは、信号やデータなどを一定の規則に則って別の形式に変換することです。
英単語の「encode」が語源となっており、符号化や暗号化、記号化などの意味を持っています。
動画においてもエンコードは用いられますが、動画に限っての用語ではなくコンピューターなどのデータを扱う様々なケースで用いられる用語でもあります。
エンコードをするためのソフトウェアや機器のことはエンコーダと言います。
そもそも動画とはたくさんの写真で動いているように見えるものであり、1つの動画の長さにもよりますが数えきれないほどの写真が用いられています。
そのため、動画を編集したり、保存・再生したりする際にデータが大きくなりすぎてしまい、動画データ自体が扱いにくくなってしまいます。
また、最近ではPC以外でも動画を再生することが増えているので、様々なデバイスで再生するためにはそれぞれで決められた動画形式に変換しなければなりません。
動画の容量を圧縮したり、決められた動画形式に変換したりする際にエンコードが必要となるのです。
容量を圧縮することと決められた動画形式に変換するエンコードは、主に動画編集者が動画編集の最後に実施する作業となっており、動画編集者であれば何となくでも一度は行ったことのある作業となります。
エンコードについて知っておいてほしい基礎知識は以下の3点です
動画は映像データと音声データを編集によって合わせることで1本の動画ファイルとなります。
書き出しをする際にはコンテナという形式に映像と音声それぞれのデータを格納し、このコンテナによって動画形式(MP4やMOVなど)が変わります。
エンコードをするためには、エンコーダが必要となります。
エンコーダは特別な機器やソフトを用意しなければならないと考えている人もいますが、実際には使用しているPCに搭載されていることがほとんどなので、特別用意せずとも気軽にエンコードすることは可能です。
Windows PCを使っているのであればムービーメーカー、Mac PCを使っているのであればQuickTimeがすでに搭載されています。
どちらも動画編集や動画再生に用いられるソフトではありますが、エンコーダとしての機能も有しています。
この他にもフリーソフトや有料ソフトなど様々なエンコーダがあるので、自身が使いやすいエンコーダを探すことも可能です。
エンコードをする際には気を付けてほしい注意点もあります。
まずは、エンコードそのものに時間がかかってしまうことです。
動画をエンコード処理するとなると、動画時間によって異なりますがデータ容量が大きくなればなるほどエンコードに時間がかかってしまいます。
処理する時間が長いからとPCで別の動画編集を始めることも可能ではありますが、PCへの負荷が大きくなりすぎてしまい、余計にエンコードに時間がかかってしまうこともあります。
できれば移動中や就寝中など作業ができない時間を使ってエンコードするようにしましょう。
また、エンコードをする際には動画の長さにも気を付けるようにしてください。
エンコードは動画時間が長ければ長いほど処理にも時間がかかってしまいます。
編集時にできるだけ無駄なシーンをカットしたり、動画を2本に分割したりして動画の長さを長すぎないようにしておきましょう。
ビットレートの設定でも無駄に高ビットにすると時間がかかってしまうので、適切なレートであるかチェックしてから設定してみてください。
URLエンコードとは、日本語などを用いた文字列をパーセント記号や英数字で作られた特殊なコードに変換することを指します。
通常URLに日本語が含まれている場合、使用するブラウザによっては日本語部分を認識できずに正常にリンクされないことがあります。
そもそもブラウザ自体、基本的に半角英数字や半角記号しか扱えないことが影響しているのです。
最近では、日本語URLにも対応したブラウザもありますが、ブラウザ側で変換処理しているだけなのでできるのであれば自身で日本語が含まれているURLをURLエンコードしておくことをおすすめします。
一方でデコードとは、英数字やパーセント記号に変換したURLエンコードを日本語に戻すことを言います。
AviUtlで動画をエンコードする方法としては、主にAVI出力とプラグイン出力の2つがあります。
この2つはそれぞれ用途別に使い分けられています。
ここからは、AVI出力とプラグイン出力それぞれの違いについて解説していきましょう。
AVI出力でエンコードする場合には、PC内にインストールされているコーデックを用いてエンコードします。
すでにインストールされている内蔵コーデックは、VFWとも言われています。
AVI出力を使う際には、可逆圧縮コーデックもしくは未圧縮の画質が劣化しない設定にて出力するので、動画を投稿するために用いるエンコード方法とは言えません。
動画の出力形式は、「.avi」に限定されており、AviUtlウィンドウからファイルを読み込めば再圧縮せずに無劣化での出力も可能となっています。
AVI出力にてエンコードする方法をご紹介しましょう。
①まずはメニューにある「ファイル」から「AVI出力(Ctrl+S)」を選び、AVI出力というウィンドウ画面を出します。
②画面下にある「ビデオ圧縮」をクリックしてエンコードしたい映像コーデックを指定します。
③映像コーデックを指定したら、その下にある「オーディオ圧縮」からエンコードしたい音声コーデックを指定します。
④映像・音声コーデックを指定したら、最後に画面右にある「保存」をクリックすればエンコードが開始されます。
AVI出力をマルチスレッド化するには、AviUtlの公式サイトにて提供されているAVI出力(マルチスレッド)versionX.XXという出力プラグインを使用すれば制限はあるもののマルチスレッド化が可能です。
プラグイン出力にてエンコードする場合には、PCにインストールされていない外部のエンコーダを用いて高圧縮・高画質で動画をエンコードしていきます。
動画投稿用の動画をエンコードしたい時やファイルサイズ小さめで高画質を維持したままエンコードしたい時におすすめの方法です。
プラグインを追加するので様々な動画形式でエンコードが可能となり、PCに内蔵されているコーデック設定画面よりもわかりやすく使いやすい特徴があります。
プラグイン出力にてエンコードする方法は、メニューにある「ファイル」から「プラグイン出力」を選択すれば、あとはAVI出力と同じような手順でエンコード可能です。
代表的な出力プラグインとしては、MP4・MKV出力プラグインであるx264guiExが挙げられます。
設定次第では、MP4だけでなくMKVやMPGなどの形式にエンコードすることも可能です。
他にも、Animated GIF Exportという出力プラグインでは.gifとして出力できます。
様々な出力プラグインがあるので、エンコードしたい形式などによって使い分けられるようになっています。
今回は、動画編集・投稿において必須となるエンコードについて基礎知識からURLエンコードとデコードについて、AviCtlにて動画エンコードする方法までをまとめてご紹介してきました。
特に押さえておいてほしいのが、エンコードは動画を圧縮・形式変換するための作業であることとエンコードで用いるエンコーダには様々なものが登場していることです。
普段から使用しているPCにもすでに搭載されているエンコーダを用いればより簡単にエンコードでき、動画投稿へのハードルも低くなります。
使いやすいエンコーダを見つけることも大切ですが、まずは身近なエンコーダを用いてエンコードしてみてください。
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