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VidCutterは、動画の特定のシーンを切り出したい時に便利なソフトです。
通常、動画を編集した後は再エンコードが必要となり、書き出し前と比べて画質がやや下がってしまう傾向があります。
しかし、VidCutterは再エンコードなしで画質を落とさず、さらに時間をかけずに動画を保存することが可能です。
今回はVidCutterのダウンロード方法や主な機能、詳しい使い方について解説していくので、動画編集ソフトをお探しの方は参考にしてみてください。
VidCutterを使うためには、ダウンロードページからソフトのダウンロードとインストールが必要です。
ダウンロードやソフトの使用にはお金はかからないので、安心して使用してください。
まずはソフトをダウンロードする方法からご紹介します。
VidCutterは、WindowsとmacOS、Linuxに対応したマルチソフトウェアとなっています。
Windowsの場合、V6.0.5.1の時点で32ビット(x86)のサポートを終了しているので、お使いのパソコンが64ビット(x64)であることを確認してください。
ダウンロードページにアクセスし、「▼Assets」から自分のOSに適したソフトをダウンロードしましょう。
ダウンロードが完了したらアプリケーションをクリックし、インストールを行います。
「ユーザー アカウント制御」と表示された時は、「はい」をクリックしてください。
後は画面の指示どおりに「Next」をクリックして進んでいきます。
「Select Additional Tasks」と表示された画面で「Create a desktop shortcut」にチェックを入れておくとデスクトップに起動用のショートカットアイコンが作成されるので、必要であればチェックを入れておきましょう。
「Ready to Install」と表示された画面まで到達し、「Install」をクリックするとインストールが始まります。
「Completing the VidCutter Setup Wizard」が表示されれば、インストールの終了です。
そのままソフトを起動させてインストールを完了させたい時は、「Launch VidCutter」にチェックを入れた状態で「Finish」クリックしてください。
インストール時に起動用のショートカットアイコンを生成した場合は、デスクトップに表示されるアイコンから起動が可能です。
生成しなかった場合は「スタート」→「VidCutter」に進むとソフトが入っているので、そこから起動できます。
VidCutterでは具体的に何ができるのか、主な機能や特徴をご紹介します。
トリミングの開始位置と終了位置を指定するだけで、簡単に動画のカット処理ができます。
切り出すシーンは複数指定でき、さらに1つのシーンとして結合させて書き出すことも可能です。
結合する順番も調整できます。
再エンコードなしでカット・トリミングができるの、映像の品質を落とさずに処理できます。
また、音声と字幕がマルチトラックの場合でも、そのまま出力可能です。
正確な位置でカットしたい時はスマートカット機能が便利です。
再エンコードなしのカット処理では、切り出しの先頭と末尾で指定した位置に最も近いキーフレームが切り出される形になっています。
そのため、本来カットしたい位置で正確にカットされていない場合もあるのです。
スマートカットを使えばフレームで指定した位置でカットできるので、正確にシーンの切り出しが行えます。
ただし、スマートカットの場合は再エンコードが行われるので、やや画質が落ちてしまうのでその点に注意して使ってください。
音声や字幕がマルチトラックの場合は、それも破棄されます。
VidCutterはシンプルなインターフェイスなので、扱いやすいソフトです。
しかし、日本語に対応していないので使い慣れるまで時間がかかってしまうでしょう。
あらかじめ使い方が分かればインストール後はスムーズに動画編集が行えるので、ここからはVidCutterの主な使い方を詳しく解説します。
ソフトを起動させたら、まずはカット編集したい動画ファイルを読み込みます。
VidCutterはMP4、FLV、AVI、MKV、WebM、WMV、MPEG、VOB、M2TS、MOV、OGVなどほぼ全てのビデオフォーマットに対応しています。
対応している動画ファイルを読み込みたい時は、画面左下にある「Open Media」のボタンをクリックして、動画ファイルを選択してください。
また、動画ファイルとソフトのメイン画面にドラッグ&ドロップしても読み込めます。
カット処理で再エンコードありのスマートカットを使う場合は、画面左下のハサミのアイコンをクリックしてONの状態にしてください。
アイコンの背景が紫色になっていれば、スマートカットがONの状態です。
再エンコードなしでカットをする場合は、OFFの状態で切り出し開始と終了位置を指定しましょう。
下部のツールボタンの上にあるスライダーをドラッグで動かすことにより、位置を指定できます。
まずは動画を切り出すシーンの開始位置を指定しましょう。
ツールボタンの「Play Media」のボタンを押すと動画を再生できるので、再生しながらシーンを指定することも可能です。
切り出し開始位置が決まったら、「Start Clip」ボタンをクリックしてください。
切り出しの終了位置も同じようにスライダーで位置を指定し、今度は「End Clip」ボタンをクリックします。
すると、切り出したシーンが画面右側の「CLIP INDEX」に登録されます。
VidCutterは複数のシーンの切り出しが可能なので、他のシーンもカットしたい時は同じ手順で開始・終了位置を指定し、CLIP INDEXに登録してください。
シーンの順番を変えたい場合は、CLIP INDEXに登録されているクリップをドラッグ&ドロップすることで並び替えができます。
また、切り出してみたけど不要なクリップだと思った時は、「Remove selected」をクリックすると任意のクリップを消去可能です。
「Remove all」」を選択すると登録されている全てのクリップが消去されるので注意してください。
切り出すシーンの設定が完了したら動画を保存しましょう。
画面右下の「Save Media」をクリックすると「名前を付けて保存」のダイアログが表示されるので、動画ファイルの出力先とファイル名を指定してください。
すると、動画のカット処理が始まるので、「Your media file is ready!」と表示するまで待ちましょう。
「Your media file is ready!」画面の「Play」ボタンをクリックすると、保存した動画ファイルをプレーヤーで再生して確認することが可能です。
処理時間の長さは動画の再生時間の長さやファイルサイズによって異なります。
また、スマートカットをONにしている場合は再エンコードされるので、通常よりも処理時間が長くなります。
VidCutterの使用中にエラーやフリーズといった不具合が生じる場合があります。
主に考えられる原因と対処法をご紹介しましょう。
動画ファイルの出力で「Your media file is ready!」と表示されても、ファイルサイズが0.0Bと表示された場合は出力失敗となります。
このケースの主な原因は、元の動画のフォーマットがVidCutterに対応していない可能性が高いです。
フォーマットは「名前の変更」で変更することが可能です。
しかし、「名前の変更」でフォーマットを変えても、元のファイルが変換されているわけではありません。
例えば動画のフォーマットが.aviとなっていても、元々が異なるフォーマットで正式にAVIファイルに変換されていない場合は、正確に出力できずエラーが生じてしまうのです。
何度繰り返しても0.0Bで保存される場合は、元の動画ファイルをMP4など対応しているフォーマットに変換しなおすと改善される可能性があります。
なお、出力中に進捗が進まず、特定の%で動かずソフトがフリーズする場合も同様の原因が考えられるので、同じくフォーマットの変換で解消される可能性が高いです。
動画ファイルの出力中に「An error occurred」とエラーの警告が表示されることがあります。
これはスマートカットをONにしている場合に表示されることが多いです。
そのため、エラーが出た時はスマートカットをOFFにした状態で編集・保存をやり直すことで改善されます。
スマートカットを解除すると正確にカットできない場合があるというデメリットがあるので、どうしても正確な位置でカットしたい場合は他のソフトの使用を検討しましょう。
今回はVidCutterのダウンロード方法や使い方についてご紹介しました。
VidCutterは本格的な動画編集には不向きですが、再エンコードなしで素早くカット処理ができるので、画質を落とさずに特定のシーンだけを再生できる動画を作りたい時に便利なソフトです。
日本語に対応していませんが、感覚的に操作しやすいシンプルなインターフェイスなので、操作方法さえわかれば初心者にも扱いやすいソフトです。
無料で使えるので、動画の切り出しに最適なソフトが欲しい方はVidCutterを使ってみてください。
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