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結婚式や運動会、発表会、文化祭や劇などのイベントで音楽は欠かせない存在になっています。中学校などでの体育の授業でもダンスが必修となり、自分たちで選曲や編集したりする機会があるようになりました。
曲をかけたい順番に編集したり曲の一部だけを取り出してほかの曲とつないだり、音楽ファイルの編集ができると良い機会は意外と身近です。
この記事では、そのような時に活用できる音楽編集ソフトとその使い方をご紹介します。
音楽編集ソフトといっても様々な機能のものがあります。作成した音源を編集したり、音楽ファイルの音量を調節したりなど、様々な機能があります。音楽ファイルはフォーマットの種類もたくさんあります。気軽に使える無料のものは、対応するフォーマットが限られていたり、できること(機能)が限定されていることも多いです。その分多種多様なフリーソフトがあります。
次にあげるポイントについて、自分の考えをまとめて確認してから、音楽編集ソフトを探すと良いでしょう。
先ほど述べたように無料のソフトウェアは、できることが限られているものも多いです。
また、日本語対応していなかったり、対応していても一部でFAQなどは英語のみということも多いです。
有償ソフトウェアの方は、音楽編集全般をフォローしていて日本語対応となっているものがたくさんあります。フリーソフトより高度で、詳細な編集ができます。
音楽編集ソフトを使って何をしたいのかをはっきりさせましょう。
曲の一部をカットして取り出したいのか、複数のファイルをつなげたいのか、曲のニュアンスを変えたいのか、ボーカルなど一部の音を消したいのか…など、どのような機能が必要なのかをはっきりさせることで、どのソフトウェアを選ぶべきか絞り込めます。
対応している音源フォーマットは、音楽編集ソフトによって異なります。
曲を取り込んだ時のフォーマットも取り込み元によって異なります。また、曲を再生するプレーヤー等に対応していなくては、編集しても再生ができません。
必要に応じて、音楽編集ソフトの他に音楽ファイルの変換ソフトなどが必要になる場合もあります。
パソコンのスペックやOSバージョンと合った音楽編集ソフトウェアではないと、インストールできなかったり、動作しないなどのトラブルの原因になります。音楽編集ソフトを使うパソコンのスペックやOSバージョンを確認してから、ソフトウェアを選びましょう。
https://www.audacityteam.org/?lang=ja
2007年マルチメディア部門最優秀プロジェクト賞を受賞した、音楽編集や音声編集ができる高性能なソフトです。Windows、Mac、Linuxなどで利用できるマルチトラックオーディオエディターおよびレコーダーです。対応している音声ファイル形式も多いです。エフェクトが豊富なので、初心者は迷ってしまい使いづらいかもしれません。
カラオケ音源をパソコンに取り込んで歌声を保存、曲編集やオリジナル動画投稿用のナレーション、BGM作成など、様々なシーンで活用できるでしょう。
メニューは日本語対応していますが、ヘルプは日本語非対応です。
【使い方(一部)】
より多くの使い方はこちらへ >>Audacity
1. Audacityをダウンロード。
2.セットアップファイルからインストール。
3.ソフトを起動すると「Audacityへようこそ!」画面が表示される。
4.録音:パソコンにマイクを接続して、「赤●」ボタンをクリックで録音開始。
「■」ボタンをクリックで停止、「shift」キーを押しながら「赤●」ボタンをクリックで追加録音。
5.再生、カット:再生、編集したい音楽ファイルをドラッグ&ドロップ。
画像引用元:https://pc-chain.com/
「緑▲」ボタンをクリックして音楽再生。「+虫眼鏡マーク(拡大)」「-虫眼鏡マーク(縮小)」ボタンをクリックし、波形を拡大&縮小して確認しながらマウスをドラッグして範囲選択し、グレーになった部分を「ハサミ」ボタンをクリックして余分な無音部分などをカット可能。
紹介した使い方の他にもファイルの結合、形式の変換、エフェクトなどの編集機能があります。
https://soundengine.jp/software/soundengine/
音楽ファイルの切り抜きや結合、ノイズ軽減、音量の最適化、エフェクトの付加などの一通りの編集と録音や再生などができるWindows用ソフトです。対応するフォーマットがWAVE、OGGのみであることが、残念な点です。編集したい音声ファイルのフォーマットによっては、別のエンコードソフトなどと併用する必要があります。シングルトラックの編集ツールということで、ミックスなどの複数の音声ファイルを扱いたい場合には、ファイルの数だけソフトを起動する必要があり、向いているとは言えません。
【使い方(一部)】
1. Sound Engine Freeをダウンロード。
2.セットアップファイルからインストール。
注)インストール時に「E STARTアプリ」のインストールが推奨されますが不要な場合、「E STARTアプリをインストールする」のチェックを外せばOK。
3.初回起動時にノーマルモード(全機能を使用可能)、簡易モード(初心者向けで、メニューバーやタブが一部使用可)を選択(後から「設定」で変更可能)。
4.効果の設定:効果を加えたい波形を選択し、メニューバーの「編集」→「フェード」でフェードイン、フェードアウト、リアルフェードを設定可。
画像引用元:https://kizanyo.up.seesaa.net/
5.ノイズ除去:メニューバー「音量」→「ノイズゲート」で音源に入り込んでしまっているノイズを除去。
6.ボリューム調整:メニューバー「音量」でオートマキシマイズ、ノーマライズ、ボリュームで音量調整可。オートマキシマイズとボリュームは、画面左下の「プレビュー」をクリックしてプレビュー再生しながら調整可能。
7.ボーカルカットでカラオケ音源作成:メニューバー「その他」→「ボーカルカット(音声除去)」をクリックすると、ウィンドウが開くので「ライブラリー」のプルダウンから「女性ボーカルカット」「男性ボーカルカット」などを選択。画面左下の「プレビュー」ボタンをクリックで、どのようにカットできたかプレビュー再生。「女性ボーカルトリム」「男性ボーカルトリム」を選択するとボーカル音声のみの抽出が可能。
https://mp3directcut.softonic.jp/
音源を劣化させずに加工できるWindows用ソフトです。対応して知るファイル形式はMP3のみで、編集機能はシンプルです。音楽ファイルの一部分のカット、分割や結合が手軽にできます。マイクでの録音、ナレーションの作成もできます。メニューは日本語対応ですが、ヘルプは英語になります。
【使い方(一部】
1.Softpediaのダウンロードページにアクセスして、「Softpedia Mirror」リンクをクリックしてダウンロード。
2.セットアップファイルからインストール。
3.ソフト起動時にライセンスが表示されるので、「OK」ボタンをクリック。
4. 「Please select a language(言語を選択してください)」画面が表示されるので、「English」のプルダウンをクリックして「Japanese」を選択後、「Use and restart」ボタンをクリック。
5.ソフトが再起動して、表示言語が日本語に設定される。
6.デスクトップのショートカットから起動可能。
7.編集したい音声ファイルは「ファイル」→「開く」あるはファイルアイコンをクリック、直接ドラッグ&ドロップで表示。
8.ウィンドウ下部の「編集」項目で、カット・編集・開始位置設定・終了位置設定。
「オーディオ」項目を使って、ループ再生・カット部分の前後の再生などの編集を確認
https://www.nch.com.au/wavepad/jp/index.html
プロにも使われている編集ソフト。Windows版、Mac版があります。また有料版もあります。無料版の利用できる期間が数日間と限られているので、一時的に利用したい場合にはおすすめです。すべての音声フォーマットに対応しています。基本的な編集作業の他、エ豊富なフェクト追加、ノイズ除去、ボイスチェンジャーなども可能です。時間の制限なく録音ができます。
類似ソフトを比較してCPU使用率が高いので、パソコンのスペックや使用状況によっては、動きが重くなるかもしれません。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA027069/
豊富なエフェクトが特徴の音楽編集ソフトです。Windows版のみになります。製作者が日本人なので日本語表示でFAQなども日本語です。WAV、MP3、WMA、FLAC、OggVorbisなどの形式に対応しています。
音楽CDからのリッピング、マイク入力からの録音も可能です。再生機能もあります。
シンプルな操作画面で初心者でも使いやすいソフトウェアです。Windows版、Mac版、Linux版があります。音声ファイルの読み込みは、ドラッグ&ドロップでできます。多彩な基本編集機能を備えているので、上級ユーザーにも愛用されています。使いやすさを重視するユーザーに人気です。
https://www.apple.com/jp/ios/garageband/
Macに標準装備されている音楽制作ソフトです。音楽ファイルを編集できるのはもちろん、楽曲を作ることや演奏もできます。iPhoneにもアプリがあります。サウンドライブラリもあり、多くの無料音源を利用することが可能です。
無料で使える音楽編集ソフトとその一部の使い方をご紹介しました。
本格的な編集でなければ、それほど難しい作業ではないかと思います。ダンスを楽しむ時やイベントなどの特別な時だけでなく、お気に入りの曲やフレーズをつないだりした音楽ファイルを作って、日常生活に取り入れるのもよいのではないでしょうか。赤ちゃんのいるご家庭などでは、赤ちゃんが泣き止むメロディーや音を集めて編集しておくと、育児の手助けにできるかもしれません。
目的にあった無料の音楽編集ソフトを見つけて活用してくださいね。
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