東北きりたんって何？プロフ情報や機能などについて解説

最近では地域活性化のために、いわゆるご当地キャラクターが各地で生み出されています。その中でも今回紹介する東北きりたんは東北地方応援キャラクターとして誕生しました。ここでは東北きりたんや彼女をモチーフにしたVOICESROIDの機能についてくわしく見ていきましょう。

東北きりたんとは？由来・プロフィール

東北きりたんとはどのようなキャラクターなのかについてまずは見ていきます。細かなところまでいろいろと設定されているので、簡単に紹介しましょう。

東北きりたんとは

東北きりたんとは東北地方応援キャラクターの一つです。きりたんぽをモチーフにしています。他にも東北地方応援キャラとして、東北イタコと東北ずん子がいます。この2つのキャラクターの妹という設定です。長女がイタコ、次女ずん子、三女きりたんという関係です。頭には包丁がついているのですが、これはなまはげの角となたをイメージしたものです。ちなみにこちらは体の一部ではなくアクセサリーなので取り外しも可です。

東北きりたんの由来

東北きりたんは秋田県の郷土料理であるきりたんぽが由来のキャラクターです。それは容姿にも反映されています。背中にきりたんぽを背負ったキャラクターになっています。ちなみにこれは「きりたん砲」という名前が付けられています。通常は味噌がたっぷりに詰め込まれていますが、ここに人間を入れることで射出もできるといいます。

東北きりたんのプロフィール

東北きりたんは11歳、小学5年生の女の子です。誕生日は2月13日です。趣味はゲームと同人誌あさりです。引きこもり気質で長女のイタコのようにアウトドアを楽しむような感じではありません。一方次女のずん子は大好きで、ずん子を全国区のアイドルにすることが彼女の今の夢です。ずん子のムチムチの太ももの画像をイタコと一緒に大量に保有して、USBなど何重にもバックアップしている念の入れようです。

VOICEROID＋東北きりたんexの機能

東北きりたんはVOICEROIDという入力文字読み上げソフトと連携して、ソフトを発売しています。こちらのソフト、どのような機能を有しているかいかにまとめました。

音声合成機能

VOICEROIDを立ち上げると編集画面の左上にテキスト入力する箇所があります。こちらに文章やフレーズを入力することで、きりたんにしゃべらせることが可能です。テキストを入力し終わったら、左下にある「再生」ボタンをクリックすれば、文章の通りにきりたんがしゃべってくれます。

各種調整機能

デフォルトのままだと、少しイメージと違うと感じる人もいるかもしれません。そこで音量や話すスピード、声の高さ、抑揚なども調整できるようになっています。しかもこのソフトのすごいところは単語で区切って微調整できる点です。このためしゃべり方にメリハリをつけることができ、感情を込めた話し方に仕上げられます。

「音量」や「話速」などのボタンをクリックして、ペースを折れ線グラフのように調整していきます。ビジュアル的にわかりやすいので、初心者でもすぐに使いこなせるでしょう。

特に抑揚機能は変化させると、だいぶ話し方の印象も変わってきます。話し方を高くしたり低くしたりすることで、感情のこもった話し方に仕上げられます。「0.00」から「2.00」のレンジの中で調整しますが、変化をつけると印象はかなり違ってきますので試行錯誤してみるといいでしょう。

イントネーションの調整

発音で時として、違和感を抱くケースもあるでしょう。その修正が可能な機能がイントネーションです。文章や単語単位でイントネーションを編集できる機能です。ここで微調整すれば、より自然な形できりたんにしゃべらせることもできます。

辞書登録

よく使うようなフレーズやあまりメジャーではない表現などあれば、辞書登録できるようにもなっています。辞書登録しておくと、特定のフレーズをすぐに入力できます。しかも登録する際にイントネーションも調整し、保存することも可能です。つまり登録されたフレーズについては、自分の思い通りのイントネーションで最初から喋らせることもできるわけです。

音声保存機能

入力したテキストを音声として保存することも可能です。しかもテキストだけでなく、音声データとしても保存できます。つまりこのソフト以外にも音声データの利用可能なソフトでも広く使用できます。ただし音声ソフトはWAVE形式で保存されるので、こちらのフォーマットに対応したツールでないと使用できないので注意しましょう。

UTAU音源化・VOICEROID化

画像引用元、ダウンロードページ：https://zunko.jp/con_utau.html

東北きりたんのメディア展開がいろいろと進んでいます。その中でもUTAU音源化とVOICEROID化は有名で、ユーザーも少なくありません。どのようなものか以下にまとめました。

UTAU音源化

まずはUTAU音源化が挙げられます。UTAU用の音源が公式サイトで配布されているので入手しやすいです。UTAUとは正式名称を「歌声合成ツールUTAU」です。実質フリーで利用できる歌声合成ソフトになります。ちなみにベースになっているのはWAVEファイルの切り貼りツールです。

こちらのツールの最大の特徴といわれているのは、歌を歌わせるにあたって、その声を自由に変えることができる点です。例えば自分の声で50オンを登録すれば、これを自由に組み合わせて歌わせることも可能です。

東北きりたんのUTAU用の音源ですが、人気声優の茜屋日海夏さんのものをサンプリングとして採用しています。公式サイトで紹介されています。いくつかサンプルボイスやでもソングが掲載されているので、こちらで感じを把握しておきましょう。音源をダウンロードするのであれば、「東北イタコ、東北きりたんUTAU音源」のページのトップイラストの下に「ダウンロードはこちらから」という部分があるはずです。この部分をクリックしましょう。

VOICEROID化

別項でも紹介したように、東北きりたんはVOICEROID化も行われています。VOICEROIDとは音声合成ソフトウェアのことで、エーアイというメーカーが製作しました。VOICEROIDのいいところは高性能なソフトである点です。このためこの手のソフトにありがちな機械的で不自然なところがあまり感じられません。人間のしゃべっているような印象に仕上がっています。

なぜハイレベルな音声を作成できるのか、多角的な調整に対応しているからです。コーパスベースの音声合成機能が搭載されているので、もともとのポテンシャルが高いです。それに加えて、イントネーションや話し方のスピードの調整も可能です。このため、微妙なニュアンスなどにも対応できるわけです。

コーパスベースについてあまりよく知らない人のために開設すると、膨大な音声データをもとに発音のために必要な素材を抽出するシステムの一つです。そしてその素材同士をつなぎ合わせることで、自然に聞こえるように自動的に調整してくれます。ですからどのようなフレーズに対してもフレキシブルに対応して、ナチュラルな発音にできるわけです。2000年ごろから主流になってきた技術です。

AI技術と東北きりたん

東北きりたんに関連する様々なソフトが販売されています。ここで紹介する「CeVIO AI 東北きりたん ソングボイス」は最新のAI技術を反映したソングボイスになります。どのようなものなのか、ここで詳しく見ていきましょう。

CeVIO AI 東北きりたん ソングボイスの特徴について紹介

CeVIO AI 東北きりたん ソングボイスとは最新のAI技術の取り入れられたソフトです。人工的に音声を組み込む場合、どうしても機械的な声の印象があったでしょう。イントネーションが平坦で、言葉の区切り方も不自然なものも少なくありません。しかしこちらのソフトはAI技術によって、人間の音声に限りなく近づけているのが特色の一つです。声質はもちろんのこと、歌い方のくせなども忠実に再現しています。

こちらのソフトは、東北きりたんの声を担当している声優の茜屋日海夏さんの声をもとに制作されています。キュートな声ですが、落ち着いた彼女の特性をきちんと取り入れています。こちらのソフトを使用する際には「CeVIO AI ソングエディタ」も必要になるので、その部分は注意しましょう。

まずはサンプル曲を試聴しよう

CeVIO AI 東北きりたん ソングボイスの公式ページを見てみると、サンプル曲がいくつか公開されています。どのような歌になっているのか、興味のある人はサンプルを視聴してみるといいでしょう。こちらを聞いてみるとこのソフトの実力がわかるはずです。

音声ソフトを使ってみると、変なところで音声の区切られることがあるでしょう。しかしこちらのソフトの音声を聞いてみると、普通に人間が収録したMVのような印象です。息継ぎも自然で、イントネーションのおかしなところもないです。これなら東北きりたんにいろいろな曲を歌わせられそうです。

まとめ

ここで紹介したように東北きりたんの声を生かしたソフトもいろいろと販売されています。これを活用すれば、東北きりたんに自分の言わせたい台詞を言わせることができます。特にCeVIO AI ソングボイス　東北きりたんが2021年2月に発売されたことできりたんの歌う動画が数多くアップされています。

これまでどちらかというとトーク活動がメインだったのですが、今後は歌手活動にも力を入れていく模様です。実際「AIシンガーきりたん」というニックネームでの活動を本格化させていくようです。ここで紹介したソフトを駆使して、おもしろ動画を制作してみるのはいかがですか？