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AIのべりすとは、ゲームクリエイターであるSta氏が開発したソフトです。Google TRCの協力を得て作成されました。日本語最大級のパラメータやコーパスで訓練されたAIで、文章の制度は非常に高くなっています。
文庫本に換算すると約174万冊分もの知識を学習しているため、有する知識の幅はかなり広いです。また、多くの組織や開発者の支援によって製作されていることも、注目される理由の1つだと言えます。
セリフや文章を入力すると、物語をAIが紡いでくれます。さらに加筆すると、その続きまで書いてくれるのです。オリジナリティある作品を簡単に生み出せるというのは、クリエイターにとって魅力的だと感じるでしょう。
AIのべりすとは文章のスタイルを選び、小説を作っていきます。その際、オプションを利用すると自身が理想とする作品を生み出しやすくなります。ここでは、どのようなオプションがあるのかみていきましょう。
AIのべりすとでは、入力のことをプロンプト(prompt)、出力のことを補完文(text completion)と呼びます。
出力オプションは、文章のスタイルなどの細かい設定が可能です。元の文体に合わせるゴーストライター、自由にストーリーを展開するクリエイティブなどの設定があるので、どのような作品にしたいかによって選んでみてください。どのような設定にするかで、自動生成される文体が異なるので、試しに色々と使ってみるのもおすすめです。
この時に気を付けたいのは、プリセットごとのパラメータをいじってしまうと、上書きされてしまうという点です。
また、出力方法はデフォルト・セリフ・ナラティブの3つから選択できます。デフォルトはAIに好きなように書かせる方法、セリフはセリフの比率を高くする方法、ナラティブはセリフ以外の文章を多めにする方法です。箇条書きを含めたい場合はナラティブを選んでください。
ストーリー設定では、禁止ワードや脚注といった小説を執筆する上で守りたい決まり事を設定できます。
メモリは、AIの入力で最後に置かれる情報を入力する項目です。文章の前提条件や小説のあらすじなど、AIに認識しておいてほしい情報を記入してください。認識されやすくするためには、「○○は一人っ子」のような書き方がおすすめです。
脚注/オーサーズ・ノートは、影響が大きくなります。ここに記入した文章が強く反映されてしまう可能性もあります。ただし、脚注に書いたそれぞれの情報をブラケット([])で囲えば文章に反映されずに済むので覚えておきましょう。
禁止ワードリストは、文章中に含まれてほしくない言葉を改行もしくは<< >>で区切ることで指定できます。出力される文章が短くなってしまう場合は、禁止ワードが2つ以上のトークン(AIのべりすとが認識可能な言葉の最小単位)だと認識されていたり、他のトークンに含まれていたり、といった可能性があります。コロン(:)や感嘆詞(!、?)なども記号に関しては、半角にしないと除外できないので要注意です。
禁止ワードには300個という上限が設けられています。自分で指定したものはもちろんですが、キャラクターブックのコマンドの@addbanwordで指定した単語、システムが内部的に追加する単語も含まれます。
初期状態だと、3つ分のキャラクターブックが表示されます。そこにタグを入力してください。登場人物が2~3人ほどで全員が関わっているなどのシチュエーションの場合は、キャラクターブックよりもメモリに記載するという方法でも問題ありません。
キャラクターブックへの説明は、ブラケット([])で囲むのがおすすめです。ブラケットがないと、説明に記載した文章がそのまま出力されてしまうケースがあるからです。説明文の中にも、タグに書いた名前を含める必要があることも忘れてはいけないポイントです。
キャラクターブックは、1つのタグにつき1,000文字まで説明を書けるようになっています。ただし、AIが読み込めるのはメモリや脚注、それまでに読み込んだキャラクターブックのトークン数によって制限されるので注意が必要です。
環境設定は、本文のフォントや文字色、サイズ、ページの背景色を変更できます。ボタンやアイコンなどのサイズも調整可能となっています。選択肢の大きさは出力モードや文章のプリセットなど、ボタンの大きさは続きを書くやリトライなどの各ボタン、アイコンの大きさは歯車やピンなどの各アイコンに対応しているので覚えておくと戸惑わずに済むでしょう。
AIのべりすとを使うには、まず登録をしなければいけません。登録なしでも使うことはできますが、ユーザー設定をするには登録が必要不可欠です。登録するためには、ホーム画面の右上にある「サインイン」をクリックし、メールアドレスとパスワードを入力するだけなので簡単です。
登録が終わったら、トップページに戻って画面の真ん中にある「最初からはじめる」を押すとツールが起動します。起動したらプリセットやストーリー設定、キャラクターブックなどを入力し、小説の作成がスタートとなります。
AIで小説を生成する機能がほとんどのAIツールにあるから、AIノベリストも例外ではありません。「小説モードで始める」を選択して、好きに言葉を書いて、「続きの文を書く」ボタンを押すと、自動的に残りの言葉を接続します。デタラメですけど、面白いですね。「デフォルト」、「セリフ」、「ナラティブ」3つから選べます。
このモードを選ぶと、AIノベリストと会話の形で交流することができます。送信枠に話したい言葉を書いて「送信」ボタンを押せば、AIノベリストが返信してくれます。
AIのべりすとの「お絵かき」機能を使えば、テキストを絵に生成できます。
例えば「青空に鳥が飛ぶ、桜木の下に猫がいる」と入力すると、数秒を待って、次の絵が出来ました。
生成した画像とパラメータをダウンロードすることも!右下の設定ボタンを活用すると、生成する絵について幅や高さなどを設定できます。
AIノベリストはキャラクタ系の絵を生成するのが得意ですが、もう一つのAIによる描きソフトはMidjourneyです。キャラクタ系の絵だけではなく、色々な絵が生成でき面白いツールです。
AIのべりすとは、無料でも利用可能です。しかし、出力回数に制限があり、達してしまうと一定時間出力できなくなってしまいます。一方、有料会員になれば専用サーバーが利用できるなどのメリットが生まれます。
ボイジャー会員は、月額1,067円(税込)となっています。専用のサーバーを1ヶ月あたり6,000回まで優先的に出力できます。6,000回に達すると5,000回ごとに優先度が落ちていき、低くなってしまうと混雑時は共有サーバーにつながる場合もあるので覚えておきましょう。
同時認識できるトークンは1,200(約3,000文字)、出力できる文字数は一度に最大で80トークン(約200文字)です。キャラクターブックは最大100個まで作成でき、更新するとルミナ150ポイントが付与されます。
ブンゴウ会員は、月額1,815円(税込)となっています。優先利用できる回数は、ボイジャー会員と同様です。
同時認識できるトークンは2,048(約5,000文字)、出力できる文字数は一度に最大で120トークン(約300文字)です。キャラクターブックは最大200個まで作成でき、更新するとルミナ300ポイントが付与されます。また、ロングターム・メモリや最新の日本語モデル「やみおとめ20B」の機能限定版も利用できます。
プラチナ会員は、月額3,278円(税込)となっています。専用サーバーを無制限で利用できるのが大きなメリットです。
同時認識できるトークンは2,048(約5,000文字)、出力できる文字数は一度に最大で150トークン(約375文字)です。キャラクターブックは最大200個まで作成でき、更新するとルミナ600ポイントが付与されます。また、ロングターム・メモリや最新の日本語モデル「やみおとめ20B」のフルスペック版、新機能も利用できます。
AIのべりすとに関してネットでは、「アイディアをもらうという視点で見ればかなり魅力的なツール」、「AI任せにするにはまだ不安だけど、自分では思いつかない展開が知れて良かった」などの声が見られています。
入力の仕方を工夫したり、生成した結果を自分自身で編集したりする前提であれば、幅広い使い方ができるソフトだと言えるでしょう。とりあえず今のところは間違った情報やおかしい答えが多い。AIがさらに進化していけば、より応用しやすいツールになっていくことも考えられます。
AIのべりすとは、AIを活用しているため小説のアイディアを的確に与えてくれます。完ぺきとは言えない部分もあるかもしれませんが、手直しをすれば十分使える素材です。アイディアに行き詰まってしまった時などは、ぜひAIのべりすとを活用してみましょう。
ブログで飯を食う!毎日自由に生きてます。💛コロナショックの逆境に端を発して、ブログを本格始動。
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