この記事ではMIDIとはなにかについて解説するとともに、MIDIファイルを MP3に簡単に変換できるフリーソフトと、オンラインで手軽にMIDI をMP3に変換できるサイトを紹介します。MIDIファイルの変換方法をお探しの方には耳寄りの情報となっています。ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。
MIDIは、Musical Instrument Digital Interfaceの略で、「ミディ」と読みます。音楽の演奏情報を音の高さや大きさ、長さや音色などを数値化してデータ化し、シンセサイザーなどの電子楽器やパソコンで再生できるようにしたものです。メーカーや機種の違いに関わらず電子機器やパソコン間で演奏した情報を効率よく転送、共有可能な世界共通の規格になります。1982年にRolamdや YAMAHA、河合楽器製作所、KORGといった日本の電子楽器メーカーが主になって提唱し、その後日本のMIDI規格協議会と国際団体のMMA(MIDI Manufacutrers Assosiation)によって制定されました。
MIDIファイルは音声データを含まないため、容量が小さいのがメリットです。DTM(Desk Top Music)などの音楽制作の現場では幅広く使われ、電子楽器の演奏には欠かせない規格です。
ほとんどのパソコンに備わっている標準のMIDI音源は非常に音質が悪く、そのままだとパソコンやスマホなどで再生することはできず、専用のMIDIプレーヤーが必要になります。
大部分のデバイスでMIDIを再生するためにはMIDIを汎用性の高いMP3ファイルに変換しなけれなりません。
「でも、MIDIからMP3に変換するなんてどうすればよいの?」という方のために、ここからはMIDI MP3変換フリーソフトを紹介していきます。
Keppy’s MIDI Converter はWindows対応のMIDI変換に特化したソフトです。完全無料で、MIDIからMP3に変換するだけでなく、WAVEやOGG形式にも変換可能です。
使い方はとても簡単です。まず、Keppy’s MIDI Converterをダウンロード、インストールし、起動します。起動してすぐに表示された画面に、変換したいMIDIファイルをドラッグ&ドロップで読み込ませます。メニューバーから「アクション」をクリックし、「次のけ形式で変換mp3(LAME)」を選択、変換先のフォルダを指定すると自動的に変換がスタートします。変換が終わったら指定したフォルダにMP3に変換されたファイルが入ります。
AnyMP4動画 究極は70xスピードの高速で安全に音声、動画形式を変換できるだけでなく、DVDのリッピング、動画編集、動画圧縮、GIF作成などの機能も兼ね備えたWindowsとMac両方に対応するソフトです。
AnyMP4動画 究極は無料でダウンロードできます。ダウンロード、インストールし、ソフトを起動させ、画面上部の「ファイルを追加」もしくは中央部の「+」をクリックし、MP3に変換したいMIDIファイルを追加します。次に、右側にある「出力形式」をクリック、「オーディオ」タブではMP3形式を選びます。下部の「すべて変換」をクリックすると変換されます。
WavePadは音声の録音や編集、エフェクトの挿入などの機能が実行できる音声編集ソフトです。入力出力可能なファイル形式は、MIDIの他、MP3、WAV、WMA、AIF、FLAC、OGG、AAC、M4Aなどがあります。WindowsとMac両方に対応し、MIDIからMP3の変換であれば無料版で十分使えます。
使い方はダウンロード、インストールしたWavePadを起動し、メイン画面が表示されたら変換したいMIDIファイルをドラッグ&ドロップで読み込みます。メニューバーの「ファイル」をクリックし、「名前を保存」を選択しファイル名を書き込み、ファイルの種類を「MPEG Layer-3(*.MP3)」にし、「保存」をクリックします。「MP3エンコーダオプション」画面でビットレートなどの設定を行い、「OK」をクリックするとMP3への変換がスタートします。変換が終わるとソフトの購入を誘導されますが「キャンセル」をクリックすれば大丈夫です。
Apple社のメディアプレーヤーであるiTunesでもMIDIをMP3やWAVに変換することができます。ただし、「QuickTimeミュージックシンセ」をあらかじめインストールしておく必要があります。
使い方はまずiTunesを起動し、メニューバーで「編集」をクリック、「設定」、「インポート設定」とクリックし、「インポート設定」を開きます。「インポート設定」で「インポート方法」より「MP3エンコード」を選び「OK」をクリックします。メニューバーから「ファイル」、「新規」、「プレイリスト」をクリック、MIDIファイルをiTunesに追加します。追加されたMIDIファイルを右クリックし、「MP3バージョンを作成」を選ぶとMP3へ変換が開始します。
ここからはMIDI MP3変換ソフトをダウンロードすることなく、オンラインでMIDI をMP3に変換できるサイトを紹介します。
Oline Converterは動画と音声の形式をオンラインで変換できるサイトです。対応可能なファイル形式はMIDIの他、MP3、WAV、AIFF、FLAC、OGG、AAC、M4Rなどがあります。ただしこのサイトでは1回につき1つのファイルのみの変換となります。
このサイトでは数クリックでMIDI をMP3に変換できます。まず、Oline Converter
にアクセスし、「ファイルを開く」をクリックし、パソコン上の変換したいMIDIファイルをアップロードします。
「変換」をクリックすると変換がスタートするのでしばらく待ちます。変換が終わったらダウンロードリンクをクリックし、変換されたMP3ファイルをパソコン上にダウンロードします。
Convert from MIDI to audioは英語の表示になりますがMIDIファイルを簡単にMP3に変換できるオンラインサイトです。MP3への変換をするとともにMIDIファイルのエフェクト、サウンドバンクの変更、オーディオ品質やトリミングの編集も可能です。MP3のほか、M4AやWAVへの変換が可能です。ただ、こちらも1回につき1つのファイルのみの変換しかできません。
Convert from MIDI to audioの使い方も簡単です。サイトにアクセスし、「ファイルを選択」をクリック、パソコン上のMIDIファイルから変換したいものを読み込みます。
「Start conversion」をクリック、変換をスタートさせます。変換が終わったら「download1」をクリックします。変換できたMP3ファイルはパソコンに保存されています。
Bear MIDI to MP3は文字通りMIDI ファイルを MP3に変換するオンラインサイトです。設定によりWAV、AAC、WMA、OGGのへの変換も可能で、出力オーディオ品質も設定することができます。さらに、オンラインでMIDIファイルを10、20と一括で変換可能な点は非常に便利です。一括で多数のMIDIファイルを高品質で変換する場合におすすめです。
使い方はBear MIDI to MP3のサイトにアクセスし、「ファイル選択」をクリック、変換するMIDIファイルをアップロードし、「変換開始」をクリック、変換が完了したら「download」をクリックすると変換されたファイルはパソコンに保存されます。
SMF to MP3 with ぼーか郎はオンラインで標準MIDIファイルであるSMFやVSQ(VOCALOID2シリーズで作ったデータの形式)をMP3、WAV、AIFF、3GP(iモーション着うた)に変換できるサイトです。変換時の音源やビットレート、音色などの設定も可能です。
使い方はまず、SMF to MP3 with ぼーか郎のサイトにアクセスし、「SMF送信フォーム」からSMFファイルを送信します。SMFファイルの拡張子は.midです。
送信できると変換するごとにページが切り替わり、完了するとMP3、WAV、AIFF、3GPをダウンロードするリンクや視聴プレイヤーなどが表示されます。変換のスピードは他のサイトに比べると若干長めです。
MIDIとはなにかについて解説するとともに、MIDIファイルを MP3に変換できるフリーソフトと、オンラインでMIDI をMP3に変換できるサイトを紹介しました。ぜひ参考にして、MIDIを活用してより良い音楽生活をお楽しみいただければと思います。
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