CPRM「Content Protection for Recordable Media」は、地デジの放送番組映像をDVDに録画した後、「一回録画のみ可」の制限で別の記録メディアにコピーできなくなる日本独自のDVD/ブルーレイ著作権保護技術です。
CPRMがかけられたDVDのパッケージに「cprm対応」の表記があるのが一般です。通常、DVD-RW,DVD-R,DVD-RAM三つの規格があり、使っているDVDレコーダーがどの規格に対応しているか、購入した前にはそれを確認しなければなりません。
「コピーワンス」と「ダビング10」も類似な仕組みです。
コピーワンスは、地デジ放送やBS放送の番組は一回だけ録画でき、録画されたDVDさらに別の記録メディアにダビングすると、元の録画データが強制的に削除されます。原理は録画機器によって録画したデータをdvdに移動(ムーブ)することです。コピーワンスの番組DVDを再生するには、cprm対応のDVDプレーヤーが必要です。ドライブや再生ソフトもcprm対応しなければ、再生できません。
ダビング10(ダビングテン)は一つの録画番組に対して「コピー9回、ムーブ1回」が可能です。前の9回は記録メディアにダビングできますが、10回目になるとムーブとなります。
ダビングしたDVDディスクをまたダビングすることができません。
録画データもコピーできない点は確かに非常に不便ですね、そして、CPRMを解除するソフトが出ます。それはPasskey 、DVDFabとCPRM Decrypterです。
PasskeyはDVDやBlu-rayのコピーガードを解除する上で有名で、有料な地デジ録画ディスクのCPRM解除ソフトです。
DVDFab Passkeyは
4つの製品に分けます。
各製品を別々に購入してもいいし、バンドルを購入してもいいが、後者のほうが経済的に得だと思います。なお、このソフトは30日の無料お試し期間ですべての機能を無料体験できます。永久無料バージョンはPasskey Liteと呼ばれ、DVDやBlu-rayの一部の古いコピーガードを解除して、ISOまたはフォルダーに変換することもできます。ですが、Passkey LiteはCPRM解除ができないため、ここで主にPasskey for DVDを紹介します。
Passkey for DVDは、既知のRC、RCE、APS、UOP、ARccOS、RipGuardなど様々な保護に対応し、地デジ、BSデジタルをDVD-VRで録画した際に付加されるCPRMも解除できます。CPRMが解除されたDVDディスクは標準のDVDプレーヤーでも再生できるし、DVDのCPRMを解除してDVDデータに変換(DVDデータ化)してパソコンのHDDに無制限にコピーすることもできます。出力DVDデータ(isoファイル)にCPRM保護が付くかつかないかを設定できます。new protection 2.0 / Cinavia以外のコピーガードがほとんど対応できます。
①「Passkeyをダウンロード」をクリックして.exeファイルを手に入れます。
②.exeをクリックして「クイックインストール」を押すと、インストールし始めます。同時にダウンロード画面が表示され、インストール手順を記載しています。
数秒でインストールが100%に達します。
「すぐ体験」をクリックして、Passkeyを立ち上げます。同時にデスクトップPasskeyアイコンが表示されます。
Passkeyを起動すると、すぐようこそ画面が表示されます。アカウントがなければ、ようこそ画面で、直接下部の「DVDFab Passkey」を起動をクリックします。
アカウントがある場合は、ようこそ画面で、「認証」をクリックして、登録用のメールアドレスとパスワードを入力します。
「「このコンピューターは正常に認証されました!」画面が出て、「OK」を押します。
認証を取り消す場合はデスクトップのタスクバーにあるPasskeyアイコンを右クリックして、「認証を取り消す」を選択します。
ヒント:Passkeyを起動又は認証したら、ソフトが自動的にシステムトレイに最小化され、DVDドライブにメディアが含まれているかどうかを検出します。
デスクトップのタスクバーにあるPasskeyアイコンを右クリックして、「設定」をクリックして設定画面に移動します。
通常、日本でPasskeyをダウンロードするならデフォルトで日本語バージョンがインストールしますが、もし、日本語になっていない、あるいは英語など別の言語から日本語に変換する場合は、次のガイドに従って操作してください。
設定画面において、「一般」をクリックして、右側の「言語」で「Japanese」を選択して「OK」をクリックすればソフト言語を日本語化することになります。
「一般」タグでさらに、PC起動時と同時にPasskeyの起動や、I/Oモードの選択、DMAの確認といった設定ができます。
「サウンド」タグで成功と失敗時の鳴らす音をそれぞれ設定できます。
「ネットワーク」タグでネットに直接接続するか手動で設定するかを選択できます。
「診断」タグでログの保存場所を示してます。
「DVD」タグをクリックすると、右側で対応できる大部のコピーガードが表示されます。cprmが表示されないが、cprmが問題なく解除されます。
「Pathplayer」タグでPathplayerを無効・有効・必要に応じて有効にすることができます。DVDの再生順序を変更したり、不要なPGCを除去したりするなどもできます。
「字幕」タグで字幕の透明感を設定できます。
DVDと同じ、「Blu-ray」タグをクリックすると、右側で対応できる大部のコピーガードが表示されます。cprmも問題なく解除されます。
「ディスクメッセンジャー」と「3D」と「Blupath」三つのタグでそれぞれ具体的に設定できますが、特に注意することがありません。
「オーディオCD」タグでCDデジタル音声のプロテクトを除去する設定ができます。
「HD DVD」タグで、HD DVDサポートを有効にしたり、最初に再生するタイトルを除去したり、UOPsを除去したり、保護者による制限を除去したり、すべてのメニューを除去したりすることができます。
「除外」タグで、使っているドライブにチェックを入れると、そのドライブが無効になります。Passkeyで操作するとき、「ドライブE:DVD Passkeyが有効ではありません!」というメッセージが出る場合、「除外」をクリックして、「ドライブ > デバイス」における全てのドライブにチェックを外して改めて試します。下部のアプリケーションも同じです。
「ブルーレイプレーヤーのリージョン」タグで、リージョンをリセットができます。
「外部プログラム」タグで、メディア変更時に外部プログラムを起動するにチェックを入れると、非ビデオやBlu-rayなどの条件により、プログラムを設定できます。
①Passkeyを起動したら、ようこそ画面から「DVD」タグを選択して、右下隅にある「DVDFab Passkeyを起動する」ボタンをクリックします。その後、Passkeyは、システムトレイに最小化され、Blu-rayドライブにメディアが含まれているかどうかを検出します。
②CPRMがかけられたDVDがドライブにセットされると、Passkeyが自動的に認識してDVDデータを読み取ります。数秒後、DVDコピーガードが解読されます。ドライブの情報や埋め込まれている保護の種類などが右の画面に表示されます。
③復号化されたDVDは任意の標準DVDプレーヤーで再生できます。
①DVDのcprmを解除してから、またそのDVDディスクをパソコンにリッピングしたいなら、システムトレイに最小化されたDVDFab Passkeyのアイコンを右クリックして、「ハードディスクにリッピング」または「イメージにリッピング」を選択します。
②ポップアップウィンドウで出力ターゲットを指定して、「リッピング」ボタンを押してください。
※ ご注意:「イメージファイルにリッピング」を選択したら、ポップアップ表示されるダイアログで「プロテクトを除去しない」にチェックを入れたら、出来上がるISOイメージファイルにコピープロテクトが付いています。
録画DVDのcprmを含んで各種のDVDコピーガードを無効にしてコピーするなら、DVDFabのpasskey for DVDとDVD コピーのいずれかを使って目的を果たせます。上記で前者について紹介したため、今回はDVDFab DVD コピーを紹介します。
共通点は市販もしくは録画DVDのコピーガードを解除してDVDをコピーすることです。機能上から見れば、passkeyとDVD コピーが類似度が高い。
ただし、passkeyを使ってDVDのコピーガードを無効にしてPCでのDVD動画再生ソフトでDVDを再生することができるほか、DVDをISOイメージファイルに変換するとき、保護が付きかつかないかを選択できます。また、DVD コピーより価格が少し安い。
一方、DVDFab DVD コピーは6つのコピーモードを提供してDVDを丸ごともしくは一部だけをコピーすることができます。DVDFab DVD コピーも30日間で無料体験することができます。
1.公式サイトからまたは上記のダウンロードボタンをクリックしてDVDFabをダウンロードします。
2.起動後、「コピー」タグを選び、左上隅にコピーモード(ここでメインムービにする)を選択してcprm付きのDVDを読み込みます。
3.DVDが読み込まれた途端cprmが無効され、コピーしたいチャプターや字幕などを自在に設定します。
4.左下の出力先で保存場所を指定して右下の「開始」を押します。
※ISOもしくはフォルダーアイコンをクリックしてDVDをPCに取り込みます。ドライブを選択してブランクディスクに保存されます。
CPRM Decrypterは名前の通り、cprmを解除するためのフリーソフトです。Windowsでしか使えず、軽量なcprm解除ソフトです。著作権法が改正された 2012 年以前に人気のあった無料DVDリッピングソフトですが、今は開発終了しています。
①https://ux.getuploader.com/2513/にアクセスして、CPRMDecrypter.exeをクリックします。
②デフォルトで利用規約に同意するので、「ダウンロード」ボタンを押せば数秒でCPRM Decrypter.exeファイルが手に入れます。
ダウンロード終了画面
1. Decrypter.exeをクリックすると、すぐ立ち上げ、CPRM保護が入っているDVDをドライブにセットされ、CPRM Decrypter画面で「ドライブを設定」でcprmを解除するDVDドライブを選択します。
2. 出力先のフォルダーアイコンをクリックして保存場所を決めます。
3. 「c2dec 設定」では、「c2decの利用を可能にする」と「音声制御情報 [C値] を除去しない」にチェックを入れた方が推奨ですが、「音声制御情報 [C値] を除去する」にチェックを入れていても PCA 音源 が使用されていないため構いません。
4. 下部の右向きボタンを押すと、cprm解除作業が始まります。
「解除済みファイルを○○に保存しました。何かキーを押すと終了します」というメッセージが表示されたら、CPRMが解除されたため、コマンドプロンプト画面を閉じます。
注意:
1.解除された.VROのファイルの拡張子を.mpgなどに変更すれば、普通の動画ファイルになり、通常のマルチメディアプレーヤーで再生できるようになります。
2.すでに開発中止のcprm解除フリーソフトとして、最新のTV番組レコーダーで録画したDVDやBlu-rayに対応せず、エラーが発生する可能性もあります。
3.出力ファイル名に「 .VRO 」の拡張子がなければ、「 コントロールパネル 」→「 フォルダオプション 」→「 表示 」タグを開いて、「 登録されている拡張子は表示しない 」のチェックを外します。
CPRMコピーガード自体がもう時代遅れの古いものですが、今はcprmで暗号化されたディスクもまだ多い。CPRM Decrypterは完全無料でcprmを解除できるソフトですが、開発終了なので、CPRMが付いたDVDやBlu-rayを解読したらいいけど、エラーが発生したら、PasskeyまたはDVD コピーを試してみてください。BDやDVDコピーガード解除の上では抜群なソフトです。relCPRMでcprmを解読するのは別の記事に記載されております。
ブログで飯を食う!毎日自由に生きてます。💛最近はコロナの影響に端を発して、DVD、ブルーレイをレンタルして、自宅で鑑賞し始めます。
「好きな映画やドラマを観る➡面白い作品を見つける➡バックアップを作成」が常態化w
このブログでDVD、ブルーレイ、4k UHD Blu-rayをコピー・リッピング・作成・再生する方法を更新し続けます・・・。