この記事では動画編集のステップを並びながら、動画編集の完成する過程を詳しく説明したいと思います。以下のステップに踏んでいけば、大体動画編集をどのような流れで1本の動画を作っていくかがわかるようになれます。では、早速ご自分の作品をつくって映像制作者としての第一歩を踏み出していきましょう。以下ではAdobe Premiere Pro CCで動画編集の仕方を動作別で説明します。
映像を作る上で音を先に入れるか、音を後に入れるかは、作品によって異なります。ミュージックビデオ形式の動画を作る場合、まずはじめに音楽を決めることが普通です。一方、トラベルビデオや映画ドラマなどは、音楽や音を後で決めても構いません。
音楽を探すときは、音楽の著作権違反にならないようにご注意したほうがいいです。チップスクラシック音楽は著作権フリーの作品がかなりあるので、おすすめします。著作権フリーでダウンロードできる音楽は添付ファイオルにまとめております。他にも、Google、Youtubeサウンドクラウドなどで、著作権フリーかどうか検索して使ってみるといいかと思います。もしお金に余裕がある場合は、 Pond5やEnvato elementなどのライセンスを購入して使ってみるのもアリです。
何曲も聴いてあなたの納得の行く音楽が見つかったら、この音楽ファイルを編集ソフトへと挿入してみます。音楽ファイルを編集ソフトに読み込まれたら、音声ををタイムラインに挿入して準備します。もし音楽の長さを調整したければ、音楽を終わらせたいところでフェードアウトさせ、自然な流れで終わらせるようにミックスしたり、音楽編集ソフトで予め編集したりなどの方法で音声トラックを準備します。音楽編集ソフトとしてはAdobeが使える方は Adobe audition、Macに無料で搭載されてるGaragebandや、Windows用のAudacity などが使われます。
音楽が準備できたら、この音楽に合わせて映像素材を挿入していきます。ライセンス購入した映像素材はを使用することや、PixabayやPixelsなどで無料で使用できる映像素材を選んでいくのもいいと思います。映像を探すことにしました。自分で旅動画とかを作りたいのであれば、ご自分のカメラで撮影した素材を写真コンテとして準備し、自分の絵作品を作るとしての絵コンテ、動画ならビデオコンテなどを準備しましょう。ダウンロードした映像を使って一度動画を作った後それと似たようなシーンを自分で撮影するという方法でもいいですね。
映像素材を集めたら早速タイムラインに挿入してみます。まずあらかじめ挿入しておいた音楽素材があるため、音楽のリズムを知る必要があります。視覚的に把握するためにプレミアとかではキーボードのMを押すことで、音楽にマーカーをつけることができます。マーカーをつけていると後でクリップの位置を入れ替えようと思った時に、楽だったりマーカーにコメントを書いて他の人に手伝ってもらったりできます。音楽のリズムに合わせて映像をカットして合わせてみると、ダンスのように見ていて気持ちのいい動画が出来上がります。そうすると、映像の切り替わりだけではなくて、映像の中での足踏みや動きも音楽に合わせていたりすることができます。思いついた工夫を色々と挿入していってみてください。
挿入したままの素材だけだと動きがなくて単調だったり、ちょっとしたアニメーションを加えたいと思うことがあるでしょう。キーフレームはそのために生んだものです。そこでキーフレームというのを追加すると、映像に動きを加えていきます。設定しなければならないキーフレームの種類は以下の3つがあります。それは、スケール(Scale)、位置(ポジション)と時間(Speed)というの三つの種類です。
スケールというのは映像を拡大したり、縮小させたりの動きのことです。プレミアの場合、スケールの動きが始まるところで、キーフレームアニメーションのスイッチを「ON」にして、スケールの動きが終わるところでスケールの数値を変更していきます。すると、スケールの数値が大きくなる場合、始まりから終わりにかけて、映像が次第に大きくズームされる効果がかかります。タイムラプス動画や画面に変化が少ない場合は、ズームをして注目して欲しいものにぐっと近づけていくといいです。
どこを中心にズームをさせていくのかを決めるために、「アンカーポイント」というのを動かして決めていきます。このアンカーポイントを中心にスケールしますので、この位置をどこにするかも考えておくといいです。ちなみにズームを使った効果の応用として、カメラが前に進むドリーインのカメラワークに対して、ズームアウトのキーフレームをかけることにより、奥にどんどん伸びていく映像を作り出すことができます。続いてのキーフレームが位置ポジションです。
カメラワークの基本用語として、カメラが右から左、もしくは左から右にと横へ動くことを「パン」と呼びます。一方、カメラが上下に動くことを「チルト」といい、下から上に動くことを「チルトアップ」、逆に上から下に動くことを「チルトダウン」というふうに呼びます。スケールであらかじめ大きくしておいた映像に対して、位置のアニメーションを始めるところで、キーフレームをオンにして始める位置に映像を動かします。そして動きが終わるところで最終的に移動するところで、キーフレームの数値を変更しておいたら、これでカメラを振る動きの完成です。
動きを滑らかにしたいときは、キーフレームを選択して右クリックを押してから、最後のキーフレームにイーズイン、そして最初のキーフレームにイーズアウトを適用してみます。メニューバーを開くと速度が最初の方はゆっくりで、途中で速度が速くなって最後にまた緩やかに止まる動きが見て取れます。もちろん慣れたら、位置の他に回転をさせたり色々とエフェクトを加えてもいいが、ここでは基本ということで動きはこの二つだけにしておきます。
最後のキーフレームは時間。時間を把握するのがちょっと面倒で、それのためにはフレームパーセカンド、つまり1秒あたりのフレーム数を知る必要があります。映像はパラパラ漫画のように写真を表示しているわけなのですが、1秒間に何枚の写真を表示しているのかを示す数値を、「FPSフレームパーセカンド」と言います。なのでスローモーションにしたいからといって、30FPS の動画を二倍に伸ばしてしまうと、カクカクした動きになったりします。スローにする場合はFPSが大きいものを選ぶといいです。
プレミアプロの場合クリップに対して速度を変える方法はいくつかあります。単純に速度を全体的に変えたい場合は、キーボードRのレート調整ツールで、速くしたり遅くしたりすることができます。ただ時間に対してキーフレームを打つことで、最初は早送りだったのに、途中からスローになったりと、表現に変化が加わります。プレミアプロではタイムリマップというのを使うことで、キーフレームを打つことができます。クリップを右クリックしたらクリップキーフレームを表示し、タイムリマップへと進みそこにある速度を選択します。するとクリップに横線が出て、そこに速度変化を加えたいところでCommandもしくは ctrl キーを押しながらクリックして、クリップを分割します。これで速度を変えたい方を上に上げると速くなり、下に下げると速度が遅くなるので、速度に変化を加えることができます。
滑らかに速度が変わるように青いぽっちりを引っ張って、ハンドルを調整していきながら変化を滑らかにして行ってみてはいかがでしょうか。これもカットと同様に音楽に合わせていくことで、視覚的に気持ちのいい動画を作成することができます。キーフレームを追加する作業が難しいと思ったら、最初のうちはただクリップを追加したり、ちょっと数値を動かすだけでも構いません。とにかく簡単でもいいので、一つ作り上げてみましょう。
続いてはトランジションの追加です。トランジションというのは画面の切り替わりのことです。画面の切り替わり次第で視聴者に与える印象も大きく変わるので、あまりやりすぎてもうっとおしくなります。トランジションつまり画面切り替え効果の種類がたくさんあります。その中に、最も使われるのはディゾルブです。ディゾルブはオーバーラップとも呼ばれ、次のシーンに移る時に前のシーンの余韻を感じさせたい時などに使われます。他にも時間の経過を表現したり回想シーンなど、色々と表現によってよく使えるトランジションとして、基本となる効果の一つとして愛用されます。
プレミアプロの場合エフェクトの中からトランジションを選ぶことができますが、右クリックを押すとデフォルトのトランジションを指定することもできます。これを指定しておくことにより、クリップを選択して command d を押した際に、トランジションを追加するショートカットをすることができます。
トランジションを適度に入れたら最後に全体を見ていながら色を調整していきましょう。映像の色を補正することを「カラーコレクション」と言い、補正した映像に色のフィルターなどを加えることを「カラーグレーディング」と言います。撮影或いはダウンロードした映像が暗かったり、見えにくい場合、ある程度見えるように色を補正するカラーコレクションをするのが調整の一つです。プレミアプロの場合はカラーのパネルを押すと映像の色を調整する専用の画面が開きます。lumetri scopesのところで右クリックを押して、ウェーブフォームやヒストグラムを確認しながら、色を補正していきます。ということでブラックのところで一番暗いところを調整できます。
続いてハイライトでは画面の中で最も明るい部分を調整していきます。このブラックもハイライトも大体このグラフ内に収まりつつ。全体に広がるように調整していきましょう。ということでシャドウも動かしていきながら色が広がるようにしていくといいでしょう。他に露出やコントラストなど映像によって必要なところはこれらの数値も上げていくといいかと思います。そして下の彩度のところを動かすと、映像の色の鮮やかさを調整することができます。
ただし鮮やかにしすぎると不自然にもなりますので、この辺は最終的に作る映像によって変えていきます。もし夕陽のオレンジや光源の光の色を補正したい場合、ホワイトバランスを修正していく必要があります。ということでホワイトバランスのスポイトで、本来白い色のところのカラーをクリックし、すると選択した部分を白くするために、そのほかの部分の色も補正され光源の色を補正してくれます。ここは見せたい映像次第で使い分けていきます。
続いてカラーグレーディングということで、映像にクリエイティブなテーマカラーやフィルターをかけたければそこで挿入してみましょう。クリップの上に調整レイヤーなどを置いて、そこにプリセットなどを適用してもいいかもしれません。今回は色の補正だけでカラーグレーディングは特に行わなかったので、今回はこれでokとします。はじめのうちはこの辺は難しいので、あまり考えずにlutを当てたり慣れてきたら徐々に勉強していきましょう。
最後では書き出しをしていきます。書き出しはどのメディアに投稿するかによって変わってくるので、ご注意ください。動画の横と縦の長さの比率をアスペクト比と呼びます。例えば、Youtubeやテレビを含め現在は169で作成しますが、インスタやTikTok用に916にしたり、結婚式用には43に変更したりと書き出しの比率を考える必要があります。
Premiere Pro はcc2020 から自動リフレームということで、クリップの中で人間が一番注目する箇所を人工知能により自動でフレームすることができます。シーケンスのところを右クリックして、オートリフレームシーケンスというのを選択します。そこから変更したいアスペクト比を選ぶことで、Adobe senseiが自動的にフレーミングしてくれます。これを使ってそれぞれのSNSに投稿するために準備ができます。インスタグラムのように1分しか書き出せない場合は、イン点とアウト点を指定して書き出す範囲を決めていきます。
キーボードのiで書き出しが始まる部分を決めることができて、これをイン点と呼びます。キーボードのOを押すと書き出しが終わる部分を決めることができ、これをアウト点と呼びます。この状態で書き出すことで、この範囲のみを動画として掻き出せます。ということでこのシーケンスに対して上のファイルのところから書き出しをしてメディアを選択します。そしたらここで書き出しの設定をすることができます。
補足として、映像の知識として画素数というものがあります。画面というのは点の集まりにより、絵を表示し、その点の数を表したのが画素数になります。横960ピクセル と 縦540ピクセルの画面を二倍した1920 x 1080、4kというのは、それを4倍した3840 x2160 のことを言います。最後に、書き出す動画のサイズを決定していきましょう。プリセットのところからどういったメディアに投稿するのかを選択できるので、MOVやMP4などコンピュータに対応したコーデックを選び、最終的に書き出しをして完成です。
今回の記事での動画編集の流れは以上でご紹介しました。もしちょっと難しいところがあったなと思ったら飛ばしてもらって構いません。できるところで動画を完成させていってください。最初のうちはクオリティよりも最後まで完成させることがとても大切です。最後まで完成させてもしよろしければぜひYoutubeなどで公開してみてください。数年後に見返すとあなたのレベルが上がったことが実感できますよ。
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