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本来は様々な意味を持つベンチマークですが、主にパソコン関係の話題で出てくることが多いです。
今回はベンチマークがどんな意味を持つ単語であるのかご紹介していきます。
ベンチマークがどのようなものか分かった上で、後半はベンチマークソフトについても説明します。
パソコンを使用していて固まる時がある、自身のパソコンでゲームができるか不安な方は、ぜひ参考にしてみてください。
ベンチマークとはパソコンの性能を測定することを意味する言葉です。
IT業界やパソコン分野では性能を測定する意味で用いられますが、別業界だと違う意味を持つようになります。
例えば自動車業界なら次の目標、経営では他社の戦略・指標、投資分野では市場平均を指す言葉としてベンチマークが用いられているのです。
今回ご紹介するベンチマークは、パソコンの性能を測定する意味について解説していきます。
パソコンに一定の負荷をかけることで性能を測ることができ、この測定を実行するのがベンチマークソフトです。
ただし、ベンチマークソフトを使わなくてもパソコンはシステムからスペックを確認できるようになっています。
スペックを見ればパソコンの性能に関する大抵の情報は分かるようになっているのですが、事実パソコンは使用し続けることでHDDやSSDが劣化したり、メモリ不足だったりと様々な問題によって性能が下がってしまうのです。
現環境の性能を詳しく知りたいという方には、ベンチマークソフトを試すべきだと言えるでしょう。
ベンチマークソフトを活用することで、ソフトやアプリの使用でスムーズにパソコンが動かない理由が分かれば、パソコンの性能・環境に合わないソフトを利用しない・購入しないことにもつながります。
また、ベンチマークソフトは複数種存在しています。
ものによって与える負荷が異なってくるため、複数のソフトを利用すればより処理能力がどのくらいあるのか具体的に測定できるでしょう。
ベンチマークやベンチマークソフトの役割を知ったところで、今度は人気のベンチマークソフトをご紹介していきます。
ここではこれさえ入れておけばきちんとした測定結果が分かるというソフトを中心にまとめてみました。
CrystalDiskMarkはWindowsパソコンに対応する定番のストレージ速度計測ソフトであります。
HDDやSSDのストレージ転送速度の測定は難しい操作は一切必要ありません。
ソフトを起動後クリックするだけで簡単に計測できてしまうのです。
使いやすい単純操作と見やすい結果表示で、初めてベンチマークソフトを利用する方にもおすすめです。
動作環境:Windows XP/Vista/7/8/8.1/10/Windows Server 2003/2008/2012/2016/2019
AmorphousDiskMarkはMacに対応しているベンチマークソフトです。
こちらはストレージデバイスの性能をテストできるようになっており、CrystalDiskMarkからストレージテスト機能のみを切り出して開発されたソフトであります。
そのため測定方法は簡単ですし測定結果も見やすくなっています。
HDDやSSDといった内部ストレージだけではなく外付けストレージの速度計測も可能です。
ただし、ストレージにある程度負担はかかってしまうため、大切なデータが保存されている場合は念のためバックアップを取っておくようにしましょう。
※動作環境:Mac 10.9.5 以降
HDDやSSDの性能測定ならIsMyHdOKもおすすめです。
こちらはWindowsに対応しており、内部ストレージの性能を計測しディスクのパフォーマンスも調べてくれるようになっています。
読み出し速度と書き込み速度を計測するため、よりはっきりとした性能を知れるようになっています。
また計測時間が選べることも特徴です。
15秒・30秒・60秒・4分から選択でき、短時間で素早く測定もできれば時間をかけて正確に測定したい人にも適しています。
※動作環境:Windows XP/Vista/7/8/8.1/10/11/ Windows Server 2012/2016/2019
CinebenchはWindowsとMac両方に対応しているベンチマークソフトです。
測定できるのはCPU・グラフィックで、これらのストレステストによってパソコンの性能を比較するのに最適となっています。
優れた計測であることも有名でハードウェアメーカーやシステム管理者にも使われているほどです。
シングルコアにも対応しているので少し古いスペックのパソコンを計測したい方にも打ってつけとなっています。
※動作環境:Windows 10/macOS 10.13.6以降
GeekbenchはWindowsとMacのみならずLinuxや Android、iOSにも対応するクロスプラットフォーム型のベンチマークソフトです。
計測できるのはCPUやGPU以外にも、動画編集やゲームをするのに必要な性能まで調べられる利便性の高いソフトとなっています。
また、主流のマルチコアのみならずシングルコアにも対応している点も評価されているポイントです。
複数のデバイスを所持している方はGeekbenchだけで事足りるでしょう。
※動作環境:macOS 10.13.5以降/Windows 10(64-bit)以降/Linux:Ubuntu 16.04 LTS(64-bit)/Android 7.0以降/iOS 12.0以降
3DMarkも同じくパソコンだけではなくスマホやタブレットにも対応している便利なソフトとなっています。
こちらはCPU・GPUの性能を測定することで3Dグラフィックの性能を知ることができます。
行われるテストには各種ハードウェアやDirectXに適応したテストです。
光や影の位置を素早く画面上に反映したり処理したり能力であるレイトレーシング性能や、描写品質を下げてGPU負荷を減らす機能であるVRS性能などの効果も詳しく調べられ、3Dゲームをやっている方、始めたい方にはぜひとも入れておくべきソフトとなっています。
※動作環境:Windows 10(64-bit)
PCパフォーマンスチェッカーはWindowsに対応するベンチマークソフトです。
測定に用いられるのはCPU、HDD、RAMで、パソコンとハードディスクの状態を徹底的に解析してくれます。
CPU性能やHDDの空き容量などの総合結果が知られるため、ベンチマークソフトの結果表示が見づらいという方におすすめです。
結果にはOSの推奨スペックを満たしているかがわかるシステム評価もチェックでき、さらには診断結果が自動的にファイル保存されて、後から何度でも結果を見直せるのがありがたいポイントとなっています。
※動作環境:Windows XP/Vista/7/8/8.1/10/ Windows Server 2003/2003 R2/2008/2008 R2
ExperienceIndexOKはWindowsに対応しており、プロセッサやメモリ、グラフィックスなどパソコンのあらゆる性能を測定・チェックできる優れたベンチマークソフトです。
こちらは元々Windows Vistaと7専門のソフトではありましたが、多くの評判からWindows 8や8.1、10にも適用されるようになりました。
ExperienceIndexOKを使用すれば、ゲーム用グラフィックの性能もしっかりと確認できます。
これからゲームプレイを始めたいという方、ゲームに見合ったスペックかどうか確かめたい方、そしてゲーマーの方にもおすすめです。
日本語表記に設定できるという点も選ばれている1つのポイントとなっています。
※動作環境:Windows XP/Vista/7/8/8.1/10/11/ Windows Server 2003/2008/2012
AIDA64 Extreme Editionは元々システム診断ツールであるEVERESTの後継ソフトです。
対応しているのはWindowsのみでありますが、メモリやキャッシュ、ディスク、システムスタビリティといったように幅広い性能計測でお使いのパソコンを知り尽くせます。
また、CPUやメモリといったPCのハードウェア、OS、ソフトウェアについての情報も確認でき、ソフトウェアの更新情報の確認も行ってくれます。
パソコンに関するあらゆる情報を網羅したい方にとっておすすめのツールとなっています。
※動作環境:Windows XP/Vista/7/8/8.1/10/11/ Windows Server 2016/2019
PCMark 10はパソコンのアプリケーションを実行において総合的なパフォーマンスを測定できるベンチマークソフトです。
ゲームだけではなくwebサイトの閲覧、動画視聴、ビデオチャット、ドキュメントの作成、表計算ソフトの使用時、編集など、使用頻度の多いアプリケーションやソフトの利用シーンで動作スピードを確認できるようになっています。
こちらはシェアウェアとなっており、残念ながら無償ではありません。
しかしあらゆる利用シーンに即してテストでスペックを確認でき、一部をアプリの動作を中止させるなどストレスの解消につながるソフトとなっています。
また、ダウンロードページにもある「Basic Edition」なら無償で利用することも可能です。
無償版は少しグレードが落ちてしまうものの、それでも十分な性能を誇っているためまずはお試しとして利用してみましょう。
※動作環境:Windows 7/8.1/10(64-bit)
今回はパソコンにぜひとも入れておきたいベンチマークソフトについて説明してきました。
ご紹介したようにベンチマークソフトは多数提供されており、一部を除いてどれも無料で利用できる魅力を持っています。
現状の性能を知っておくことで改善点が見え、CPUやグラフィックボードを交換したり、SSDを取り付けたり、ソフトの起動を少なくしたりするなど、パソコンの動作を改めるきっかけにもなります。
ぜひ今回ご紹介してきたベンチマークソフトを活用しながら、徹底的にパソコンの性能を調べてみてください。
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