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最近「Vlog(ブイログ)」という言葉が脚光を浴び始めているのをご存知でしょうか?「Video blog(ビデオブログ)」の略で、みなさんご存じの作者の好きなものや感じたこと、個人的な体験を日記のような形式の文章と写真で表現していた「ブログ」と同じことを動画で行う『動画版ブログ』のことなのです。
海外でブームになっていたものですが、徐々に日本でも流行りつつあります。Marketing Research Campが行った動画&動画広告 月次定点調査(2019年6月度)では、20代の日本人の約4割がVlogを認知しており、若者を中心に影響力を持ち始めている新しい形のメディアです。
Vlogはブログと同様に、基本的に自由に作れるもので数秒や数十秒の動画でも構わないもので、気楽に作れるのが特徴です。ただし、Vlogと呼ばれるものには、少しだけ条件があります。
【Vlogの条件】
・配信者自身が主役であること
・作り上げられたものでなく、日常から切り出した自然体の自分を表現したものであること
・芸人のようなハイテンションではなく、友達に話すような日常的な口調で伝えたものであること
を満たした、等身大の自分を動画で表したものがVlogなのです。
YouTubeの動画作成者をYouTuberと言うように、Vlogの動画作成者はVlogger(ブイロガー)と呼ばれています。ではそんなVloggerとYouTuberにどんな違いはあるのでしょうか?
一言で言うなら、自然体で日常を切り抜くのがVlogger、エンターテイメントを創るのがYouTuber。もちろんVloggerもYouTuberも色んな個性の人がいるので、中には日常を伝えるYouTuber、エンターテイメント性の高いVloggerもおり、完全に区別できない部分はありますが、大まかには、そのように区分されます。
エンターテイメントが売りのYouTuberは個性と企画が大事で、ハイテンションな喋り口調でオチを付けたり、ハイライトになるところを作った動画が多いです。さらにエンターテイメント性を高めるために、テロップや字幕でも盛り上げる演出を入れたり、動画のテンポを良くするために、こまめに編集を入れたりして作られています。
一方のVloggerは、日常と世界観が売りなので、YouTuberのように企画を立てたり、凝った演出をしたりはしないことが多いです。落ち着いたトーンで、できるだけ素に近いVloggerの日常を淡々と伝えていきます。個性を売ることが目的ではないので、中には字幕のみで進行して、顔出しせずに声も出さない動画があるほど。できるだけ自然に近い感覚で見られるように、字幕等もあまり凝らずに表現を抑えて最低限の編集しかしないものが多いです。
図 VloggerとYouTuberの違い
Vlogger |
YouTuber |
|
特色 |
Vloggerが自然体で見せる日常の世界観が売り。 |
YouTuberの個性と企画で成立させるエンターテイメント性が売り。 |
動画の切り口 |
演出を抑えたシンプルな見せ方でその日常を切り抜く。 |
企画を軸にオチを付けたり、ハイライトを作る。 |
口調や動画全体のトーン |
落ち着いたトーンで淡々と喋るものが多い。中には喋らずに字幕だけで進行するものも。 |
ハイテンションな喋り口調で明るいトーンの動画が多い。 |
顔出しの有無 |
世界観を伝えるのがメインなので、顔出ししないものも多い。 |
個性を売るために顔出し動画が多い。 |
編集の仕方 |
テロップを入れずに字幕のみで凝らないものが多い。 |
テロップで文字を強調するなど目立つように工夫したり、テンポを良くする為に小まめに編集を入れたりした凝ったものが多い。 |
サムネイル |
シンプルですっきりしたものにする。 |
視認性を高くして、とにかく目立つようにする |
ここまで読んだ方は、Vlogがどんなものかイメージを掴めたのではないでしょうか。ここからは、Vlogを始めてみたいという方に向けて、どのように準備をしてVlogを始めればいいのかを紹介していきます。まずは、必要な機材とアプリについて紹介していきます。
「Vlog」を始めるにはまず撮影機材が必要です。始めるVlogのジャンルやカメラに何を求めるかによって適したカメラも異なりますので、まずはこれから紹介するカメラを参考に自分に合ったカメラを探してみて下さいね。
スマホのカメラの性能も近年高くなってきており、Vlogの撮影機材として使う人も少なくはないです。スマホを使うメリットは手軽さでしょう。撮影、編集、アップロードまで一台でこなせるので、荷物も少なくできて、新たにカメラを買わなくてもいいので「とにかくVlogをはじめたい」と言う方、「できるだけ手間をかけずにVlogを撮影したい」と言う方には最適な選択肢になります。
ただ、そんな便利に見えるスマホにもデメリットがあります。第一に、スマホカメラのズームの性能が低いこと。スマホは望遠レンズを使っているわけではないので、レンズ自体がズームしているのではなく写っている映像の一部を拡大しているだけに過ぎません。その為、ズームの倍率を上げすぎると画像が荒くなってしまいます。
第二に、動画撮影での電力消費が大きく、撮影に使っていると充電がすぐに無くなってしまうことです。その為長時間の撮影には不向きです。また、一般的なビデオカメラと違って撮影する際に持ちやすい形になっていないから、長時間撮影すると思っている以上に持ち手が辛くなります。その為、スマホを使うのは試しにVlogを撮る際や、短時間撮影する時くらいに留めたほうが賢明でしょう。
Vlog用カメラはスマホカメラで弱点だったところが、使いやすくなるように強化されています。光学レンズを用いたVlog用カメラなら、スマホよりスムーズにズームでき、アップにしても高画質で被写体を撮影できます。また、バッテリーも長時間持つものになっていますし、手が疲れにくいような形状になっていまるので、長時間撮影しやすくなっています。スマホとの連携機能も充実しおり、Wi-FiやBluetooth経由で撮影した動画を簡単に転送できるので、スマホからの編集やアップロードも、ノンストレスで行えます。
Sonyの「VLOGCAM ZV-1」は、Vlogに特化したカメラです。デジカメの要素とアクションカメラの要素を兼ね備えているので、幅広いジャンルの撮影に対応できます。最大4Kと高画質での撮影が可能。ピントを自動で合わせてくれる機能があるので、撮影しやすくできています。「背景ぼけ切り替え」機能で、人物に焦点を当てて、背景をぼやかした芸術的な映像も撮影可能です。
また、薄暗い場所や逆光時の撮影でも常に顔の明るさをキープしてくれる「顔優先AE」や、肌色を明るく綺麗に見せてくれる「美肌効果」や、商品レビュー用の設定も備えているので人物中心のVlogや商品レビューのVlogには特に最適です。
アウトドア、スポーツ系のVloggerにおすすめなのがアクションカメラ「GoPro HERO10」です。「HyperSmooth4.0」の機能によってブレを徹底的に抑えてくれるので、マウンテンバイクやスケボー、エクスストリームスポーツ等での撮影も綺麗に映してくれます。また、水深10mまで潜れる防水機能完備で、サーフィンやダイビングの撮影でも大活躍してくれますよ。
「とにかく画質にこだわりたい」そんな方におすすめなのが、Panasonicのミラーレス一眼「LUMIX GH5Ⅱ」です。独自開発の「Live Mosセンサー」によって、細部まで美しい高画質を実現。世界ではじめて4k60pの動画撮影を実現した「LUMIX GH5」の後継機で、高画質なだけでなくコマ落ちが少ない滑らかな映像を撮影できるので、映像美にこだわるVloggerにおすすめ。さらにレンズ交換可能なので、シチュエーションに合わせてレンズを付け替えることも可能で、プロ顔負けの映像を撮影することができます。
カメラを購入したら、撮影動画の編集環境を整えることも必要です。ここではスマホで動画編集出来るおすすめアプリを紹介します。
「VLLO」は、無料版でもかなり使える編集ソフト。一般的な編集ソフトの無料版は編集したものにメーカーロゴの透かしが入ったりしますが、「VLLO」の無料版は透かしが入らないのが嬉しいポイントです。まずは試しに編集してみたいという方は、「VLLO」の無料版から試してみることをおすすめします。日本語のフォントも豊富で、編集で使える著作権フリーのBGMも充実しています。もちろん、より高度な編集がしたくなったらプレミアム版に切り替えることもできますよ。Android版はGoogle Playストアから、iOS版はAppストアからダウンロードできます。https://youtu.be/OgNPWjPKVjk等の動画をみると使い方わかりやすいでしょう。
iPhoneユーザー限定でおすすめなのが「iMovie」です。iPhoneに標準搭載されているアプリですが、テロップやエフェクトを挿入したり、BGM等の音楽を追加したり、動画編集に必要な基本的な機能は網羅されています。無駄な機能がなく、必要最小限の機能で構成されているので、動画編集初心者には使いやすいと評判です。
編集になれるまでひとまず「iMovie」を使うというのも有力な選択肢になるでしょう。使い方に関してはhttps://youtu.be/ukjraNPdIQwの動画等を参考にしてみて下さい。
機材と編集環境が整ったら、次は発表するプラットフォームを選びましょう。まずは多くの人の目に見てもらうことが大切です。視聴者数の多い動画プラットフォームYouTube、TikTokあたりを利用すると良いでしょう。海外向けの場合はYouTubeに次いで視聴者数の多いDailymotionもおすすめです。
前項目までで環境は整いました、あとは撮影を始めるだけです。基本的には自分の日常の中の取りたいものを自由に取れば大丈夫です。ただ、中には「自由って言われると選択肢が多すぎて何を撮ったらいいのかわからない」という方もいらっしゃるかと思います。
何を撮影したらいいかわからない場合は、テーマを先に決めるといいでしょう。Vlogで切り出すのは日常の風景ですから、自分が日々行っていることをいったん書き出して、振り返ってみましょう。「朝起きる」「料理を作る」「プラモデルを作る」「ペットと遊ぶ」「子供と遊ぶ」「買い物をする」等、色々書き出してみましょう。ある程度書き出したら、その中からどのような構成にするのかを考えみます。
構成の例としては
等色々考えることができます。自分の日常を描き出しながら、どの部分をコンテンツとしていくとおもしろそうだとか、自分らしい動画になりそうだとか、アイディアを色々出していくと、何を撮影すればいいのかがはっきりとしてくるでしょう。
VlogはYouTubeのように「面白い動画にしないと」と頑張らないくても大丈夫。自分で考えた構成やテーマに沿って、気楽に、普段通りのあなたを日記のように記録しましょう。あくまでも自分が主役で、自然な仕上がりになっていれば問題ありません。
撮影してみて、「いきなりサイトでみんなに公開するのはハードルが高い」と思ったら初めは自分や家族だけで楽しんで、慣れて来たら後悔するという形でもOKです。まずは気軽にVlogをはじめてみましょう!
ブログで飯を食う!毎日自由に生きてます。💛コロナショックの逆境に端を発して、ブログを本格始動。
「面白い作品を見つける➡コピーやダウンロードでバックアップ➡好きな日一気に楽しむ」が常態化w
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