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ゲームをプレイしていて、YouTubeやニコニコ動画、Twitch(ツイッチ)などで、ゲーム配信をしたいと思うことがあると思います。現在、プレイ動画を録画できるソフトはWindows標準の画面録画機能をはじめ、数多くの画面録画ソフトが無料、有料問わず配信されています。
その中でも、Nvidiaが提供している「Nvidia ShadowPlay」は無料でありながら、高性能なゲーム実況用録画ソフトとして、多くのユーザーに愛用されています。そこで、今回の記事では、Nvidia ShadowPlayの使い方と録画できない場合の注意点などを、細かく解説していきたいと思います。
ShadowPlayとは、Nvidiaが提供している「ゲーム動画キャプチャソフト」で、Nvidia製GPUを使用した際に利用できる「GeForce Experience」内部の一機能となっています。GeForce ExperienceにはShadowPlayの他に、以下のような機能が搭載されており、Nvidia製のGPUを所持している人であれば、誰でも無料で利用することが可能となっています。
NvidiaのGPUを利用することで、無料で利用できる「GeForce Experience」ですが、全てのGPUが対応しているわけではありません。Nvidiaの中でも比較的新しいGPUのみが対応しており、古いものや、性能が低い廉価モデルは対象外となります。
現在利用しているGPUがわからない場合は、以下の方法で調べることが可能です。
1.デスクトップ画面上で、キーボードの「Alt」+「Ctrl」+「Delete」を同時押しすると、以下のような画面が表示されるので、「タスクマネージャ」をクリックします。
2.タスクマネージャが起動したら、画面上部のタブから「パフォーマンス」をクリックします。
3.画面左側にある項目から「GPU」をクリックして、GPUの名称をチェックしましょう。
ここにNvidia製で GTX660以降のGPUが搭載されていれば、GeForce Experienceの利用が可能です。※メーカー製PCの廉価モデル、通常モデルに GTX(RTX)シリーズが搭載されていることはほとんどありません。利用する予定がある場合は、ゲーミングPCや自作PCを利用しましょう。
GeForce Experienceは非常に有能な総合ユーティリティソフトですが、以下の機能に対応していないゲームも存在するため注意が必要です。
これらの機能は非常に有能で使い勝手がいいですが、ゲーム側でも対応している必要があり、対応していないゲームで利用することはできません。(ほとんどのゲームはNvidia向けに作っているので、多くはありません。)
対応していないゲームはこちらからチェックすることができます。画面右にある「最適なゲーム設定」をクリックして、対応しているゲームを確認してください。
GeForce Experienceはバックグラウンドで動いており、自動でドライバーをダウンロードするなどの便利な機能もありますが、ほとんどの場合はPC処理を増大させます。
ただし、GeForce Experienceを利用するPCの多くはゲーミングPCなので、スペック不足になるようなことはほぼありません。性能の低いPCで利用する際には注意しましょう。
GeForce Experienceをインストールして、ShadowPlay(ゲーム録画)を行う準備を行いましょう。まずは、公式サイトにアクセスして、GeForce Experienceのインストールを行ってください。
1.公式サイトにアクセスして、「今すぐダウンロード」をクリックします。
2.ダウンロードが完了したら「.exe」ファイルをダブルクリックして、インストーラーを起動させます。
3.インストーラーの指示に従ってインストールを実行してください。(通常のインストール作業と同じです。)
4.インストールが完了したらGeForce Experienceを起動して、ログイン画面からログインを行います。※Nvidiaアカウントを持っていない人はGoogleやFacebookアカウントからログインすることも可能です。
ダウンロード、インストールでエラーが出ることはほとんどないと思いますが、万が一エラーやインストールできないなどの不具合が発生した場合は、対応CPUを利用しているか、もう一度確認しましょう。
インストールが完了したら、ゲーム録画の設定を行い、実際に録画を開始してみましょう。
GeForce Experienceをインストールしただけでは、Shadow Playを利用することができません。まずは、以下の設定を行ってゲーム録画の準備を行います。
1. GeForce Experienceを起動して、画面右上の「歯車アイコン」をクリックします。
2.画面左にある「全般」タブを開き、画面した中央にある「ゲーム内のオーバーレイ」を有効にします。※これでゲームの録画準備が整います。
3.オーバーレイを有効したら、ウィンドウを閉じます。
準備が整ったら、実際にゲームを録画してみましょう。
1.ゲームを起動します。(Steam、Epic、origin、その他どれでもOK)
2.ゲームを起動したら、キーボードの「Alt」+「F9」を同時に押します。すると、画面右下に小さな緑色のアイコンが表示され、録画が開始されます。
3.ゲーム録画を終了したい場合は、同じく「Alt」+「F9」を同時に押して終了させます。
録画を開始する際には、必ず「先にゲームを起動」させてください。最初に録画を開始すると、ShadowPlay側でゲームを認識できず、録画に失敗することがあります。
また、まれに以下のようなウィンドウが表示されることがありますが、この場合は「はい」をクリックしてください。
1. 画面上で「Alt」+「Z」を同時に押して、オーバーレイを表示させます。
2. 画面右側にある「ギャラリー」をクリックして、録画した動画をクリックします。
3. ファイルロケーションをクリックします。※録画した動画は「ゲーム」ごとにフォルダーとして保存されます。
1.「Alt」+「Z」キーを同時押しして、オーバーレイを開き、「歯車アイコン」をクリックします。
2.「録画」→「ビデオ」をクリックして、保存先を変更します。
初期設定でも高画質設定になっていますが、任意の設定で変更できるので、ご紹介します。
1.「Alt」+「Z」キーを同時押しでオーバーレイを起動させ、「録画する」から「設定」をクリックします。
2.「クオリティ」から任意のものを選び、設定を変更してください。
解像度は「ゲーム内」がオススメです。この設定にしておくことで、ゲームプレイと「同じ解像度」で録画が開始されることになります。フレームレートは基本的に「60FPS」がオススメです。PCの性能が低く、ゲームを30FPSで起動する場合のみフレームレートを変更すると良いでしょう。
ビットレートは高い方が高画質ですが、容量が大きく増大するので注意してください。
GeForce Experienceで録画できない場合や、音ズレが発生してしまった場合の対処法について解説させていただきます。
GeForce Experienceで録画できない場合は、以下の方法を試してください。
ほとんどの場合は、GeForce ExperienceやPCの誤作動によるものなので、再起動によって治る可能性があります。また、最新バージョンでは不具合修正も含まれているので、録画できない不具合も解消されている可能性があります。
ShadowPlayでは、VFR(可変フレームレート)を採用しているため、録画状況によっては音のタイミングがズレる現象が起きる場合があります。音ズレ対策には以下の方法がオススメです。
ShadowPlayをそのまま使いたい場合にはVFRに対応した動画編集ソフトがオススメです。あらかじめVFRに対応しているか確認してみましょう。
CFRで録画するためには、ロイロレコーダーやBandicam、OBS Studioなどを利用する必要があり、録画した動画をCFRに変換するためにはHandBrakeやAviUtiなどを利用する必要があります。
今回の記事では、GeForce ExperienceのShadowPlayを使って、ゲーム動画を録画する方法を解説させていただきました。現在、ゲーム録画できるソフトは無料、有料問わず数多く販売されているため、どれを使うか迷ってしまうと思いますが。
しかしGeForce Experienceは高性能で有能な総合ユーティリティソフトなので、Nvidia製のGPUを利用しているなら、使わない手はないかと思います。ぜひ、Shadow Playを使ってゲーム録画を行ってみてください。
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